ノウハウ 学習法

宅建士とはどんな資格?できることやメリット・試験について

投稿日:2020年1月8日 更新日:

「宅建って国家資格らしいけど、どんな資格なんだろう」

 

「取ったら何ができるの?メリットってなんかあるの?」

 

こんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。

 

私もこの業界に入るまでは宅建と聞くと

 

「あ〜ぁ仲介会社に行くとやたら自慢げに資格を見せつけてきていろいろ説明する人ね」

 

くらいにしか思っていませんでした。

(重説をしている人すみません・・・)

 

 

そこで今回は宅建士とは・なるとできることやメリット・宅建試験の内容や概要についてまとめます。

 

 

宅建士(宅地建物取引士)とは?

 

概念

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者であり、宅地建物取引業者(一般にいう不動産会社)が行う、宅地又は建物の売買、交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務の専門家である。・・・wikipediaより引用

 

 

 

つまり不動産に関わる契約時に購入者と売却者、賃貸人と賃借人双方ともに公正な取引を行うためのスペシャリストということですね!

 

 

確かに、間に入って正しい判断をしてくれる人がいないと、相場を知らない人や、難しい言葉を言われてしまった際に不利益を被ってしまう人が現れてしまいそうですよね。

 

不動産会社には従業員の5人に1人以上の宅建士が必要

 

 

宅建業法の決まりでその会社の事務所ごとに5人に1人以上の宅建士を置かなければなりません。もし欠員が出た場合は2週間以内に補充しなければなりません。もし間に合わなければ業務停止処分を受ける可能性もあります。

 

 

これだけでも宅建士を持っていると不動産業界から需要があることはわかりますね。

 

 

宅建士になるとできること・メリット

 

 

資格手当により年収が格段にUP!!

 

 

一般的に不動産会社に勤めると宅建士手当が出ます。相場は1万円〜3万円。

 

中には5万円の手当を出す会社もあります。

仮に3万円だとしたら年間36万円です。

 

これだけの給料を上げることがどれほど大変か・・・

それを示した表がこちら↓

 

 

※出典・・・一般財団法人 労務行政研究所・2019 年賃上げの見通し

 

 

この表は東証1部・2部上場企業やそれに匹敵する大手企業の人にアンケートを取った結果です。

 

 

上場するほどの大企業の人たちでも、月に7,000円くらいしか給料が上がらないのです。

 

ところが宅建を取ると少なくとも1万円給料が上がり、それがなくなることはありません。

 

この上昇はかなり大きいものです。

 

営業の成績が上がり・昇格昇給につながる!!

 

 

資格手当はもちろんですが、宅建士であることは直接不動産業務の営業にとても有利です。

 

 

例えば・・・

・管理戸数を増やす管理受託営業の際、オーナーの信頼が段違い。
・宅建士を持っていないと、役職を与えない会社も多い。
・リフォーム、リノベーションしたいオーナーから相談してもらえる。
・売買の相談も受けることがある。

 

 

最近は宅建を取るオーナーさんも増えています。同じ提案をするにしても宅建士か否かで聞く耳がまるで違うことは容易に想像ができます。

むしろいい提案をするほど持っていない際に怪しまれてしまうことも考えられますね。

極端かもしれませんが、弁護士資格を持っている友人に法律相談をすることと、なんの資格もないけどやたらめったらいろいろ話してくる友人がいたとしたら、前者に相談する人がほとんどではないでしょうか。

 

合わせてシンプルに知識がつくため、営業の引き出しも増えます。

以上のようなことから営業成績が上がり、昇格や昇給に繋がるのです。

 

 

独占業務ができる

 

実は宅建士にしかできない業務いわゆる独占業務があります。

主に下記の3点が挙げられます。

 

 

重要事項の説明

 

重要事項の説明と聞いて真っ先にみなさんが思い浮かべるのは物件を借りる際に仲介会社の人から受けた説明ではないでしょうか。あとは家の購入時を思い浮かべる人もいると思います。

 

不動産取引は細かい内容が多く、きちんと説明を受けないと意味がわからないことも多いです。そしてトラブルになるとその金額は安く済まないことも多いですよね。

こういったトラブルを事前に防ぐため、不動産業者は不動産の買主・借主に損害が生じないよう最低限必要な情報を伝える義務を負います。この最低限必要な情報は宅建業法で「重要事項」と言います。

このとても重要な事項の説明をできるのは宅建士のみです。売買する土地や賃貸物件でできることやできないことなどを書面を通じて説明するわけです。

 

重要事項説明書への記名押印

 

上記の重要事項説明を終えたら、宅建士が重要事項説明書へ記名押印をする必要があります。

要するに、「宅建士の私が責任を持って今回の契約に関して重要事項を説明しました」という証明です。

 

つまり何か重要事項に関するトラブルがあったら真っ先に矢面に立つわけですから、とても重要で責任のある仕事を任されるわけですね。

 

契約内容書面への記名押印

 

契約書は宅建業法でいういわゆる37条書面のことです。取引の内容を書面にし売買・貸借契約を締結します。そしてその契約内容に誤りがないことを宅建士が記名・押印することで証明するわけです。

 

転職・就職に有利

 

ここまでの話を聞いただけでも持つに越したことはない資格ということはお分りいただけたかと思いますが宅建を持っていると転職や就職の際に大きなプラス評価になります。

 

極端な話ですが、条件を選ばなければまず間違いなく就職できると思います。それだけ宅建士は求められていますし、「受かるほどの学力や努力ができる人」である1つの指標とも言えます。

合わせて不動産業界は人の入れ替わりも激しい業界なので、転職にある程度寛容とも言えます。

 

また不動産業界だけでなく、建設業界や金融業界、弁護士や税理士の役にも立ちます。

 

今の時代、建設業者が管理業務を始めることは珍しくないですし、金融業界でも不動産融資をする際、不動産業界の知識があればより適正な融資ができます。

弁護士や税理士でも業務の役にたつため取得者が増えているそうです。

 

独立開業

 

転職・就職とは違いますが、宅建士を取り、実務経験を積み

不動産の管理会社やコンサルティング会社、売買業者や仲介業者として

独立することもできます。

 

法律の知識が身につく

 

宅建の試験科目の中には「民法」という科目があります。

契約に関する知識や相続に関する内容が出題されます。中には実際の裁判の判例から出題されることもあり、実生活に役に立つ内容を学ぶことができます。

 

芸は身を助くではないですが、不動産業に勤めなくとも自らを助ける知識になることは間違いありません。

 

 

宅建試験の難易度・勉強時間

 

ここまで魅力的な資格である「宅地建物取引士」取れるものなら是非とも取りたいところですが、伊達に国家資格ではありません。そんな簡単に取れるものではないのです。

 

宅建試験について

試験範囲

 

 

宅建試験の範囲は大きく分けて下記の3つです。

権利関係

民法を中心に、不動産登記法、借地借家法、建物区分所有法等の、不動産取引に関する権利関係を規定した法律からの出題。

▶︎ 民法・・・10問

▶︎ 不動産登記法・・・1問

▶︎ 借地借家法・・・2問

▶︎ 建物区分所有法・・・1問

宅建業法

宅地建物取引業法・施行規則・施行令・解釈適用の基準からの出題

▶︎ 20問(そのうち住宅瑕疵担保履行法1問)

▶︎ 受験者の正答率55%以上の問題数は、16/20問となる

法令上の制限・税・その他

法令上の制限からは合計8問出題されます。その他の法令からは毎年出題されるわけではありません。出題法令と問題数は以下の通りです。

▶︎ 都市計画法・・・2問

▶︎ 建築基準法・・・2問

▶︎ 国土利用計画法・・・1問

▶︎ 農地法・・・1問

▶︎ 宅地造成等規制法・・・1問

▶︎ 土地区画整理法・・・1問

▶︎ その他の法令・・・1問

 

 

これを見ただけでもとてつもない範囲に思えます。

では一般的に言われている合格に必要な勉強時間はどのくらいか・・・?

 

合格に必要な勉強時間は300時間?!

 

個人差はありますが、一般的には300時間もの勉強時間が必要と言われています。

途方も無い数字に見えますが、本当にそうでしょうか。

 

例えば・・・

4月から勉強を開始。

試験日は毎年10月の第3日曜日なのでおよそ6ヶ月半。

これを月単位にし勉強時間を算出。

300時間/6.5ヶ月≠46時間

46時間/30日≠1.5時間

1日あたり約1時間半!

 

これだけの魅力がある宅建士です。半年ちょっと辛いですがコツコツ頑張れば

不可能では無い数字だと思います。

 

平日に1時間半が厳しければ少し削り休日に長く勉強してもいいと思います!!

 

 

合格率は15%?!

宅建は300時間勉強しなければならないだけあって、合格率も低いです。

しっかり勉強しなければ合格はできない試験となっています。

 

直近5年の合格率は、

となっています。

 

おまけ:オススメの学習法

 

しっかり勉強し合格を目指すならオススメの宅建講座は「スタケン」です。

 

 

なんていう宣伝は置いておいて、みなさんは自分にあった学習法で学ぶべきだと思います。

通信講座もよしスクールもよしです。

 

 

宅建はとるメリットが非常に高い資格です。不動産業界の人もそれ以外の人も

是非トライしてみてください。

The following two tabs change content below.
進撃の☆ヒロ

進撃の☆ヒロ

唯一の所有資格お肉検定1級を引っさげ不動産業界に進撃。 役に立つようで立たなそうな記事を投稿中。 本名はヒロではない。

-ノウハウ, 学習法
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

【黒すぎる宅建士】「 宅建受からない人 」の特徴を発見したんです ②やる気なさすぎる

宅建受からない人の特徴見つけたったー   こんにちは。黒すぎる宅建士です。黒すぎる宅建士を知らない方はコチラ ココ数日、東京は温かい日が続いたと思ったら気温が一気にひと桁になったりと、寒暖差 …

残り2ヶ月。合否の分かれ目は法改正点?

  皆さんこんにちは!   猛烈な暑さもいったん落ち着いてきましたね。   ただし天気の悪い日が続くみたいですが・・・ 湿度が高く身体に負担もかかりすくなっていますので、 …

踏み出す一歩はお早めに!

みなさんこんにちは。あらけんです。 あっという間に2月になりました〜   厳しい寒さが続いていますが、風邪などひいていませんでしょうか。 インフルエンザも猛威を振るっているようなので、手洗い …

【スタケン広報部】 宅建合格率 を劇的にUPする方法

スタケン広報部からお知らせです。社内の 宅建合格率 を上げたいと考えている方必見! 「法人様限定セミナー」を開催します。     詳細はこちら>   企業研修合格率100 …

【黒すぎる宅建士】「 宅建受からない人 」の特徴を発見したんです ①甘すぎる

黒すぎる宅建士が久々にブログを更新するんです!宅建受からない人の特徴を発見したっていうね。 こんにちは。黒すぎる宅建士です。黒すぎる宅建士を知らない方はコチラ   「 黒すぎる宅建士 」のブ …