体験談

5問免除の登録講習を受けてみた「なめてはいけない修了試験」

投稿日:2020年7月17日 更新日:

今回のテーマは「 登録講習 」。宅建試験で5問免除の恩恵が受けられる宅建講座です。田中謙次先生による講義を受けてきましたので、そのときの様子をお伝えします。(2020年7月時点)

スタケン宅建講座で初心者が宅建合格をめざすブログにようこそ。

さて、今回は宅建の独学日記から少し離れ、週末に受講した登録講習のもようをお伝えしていきます。

もちろん、目的は5問免除の特典!

修了試験に合格すれば、合格した日から3年以内に実施される宅建試験で、問46~50に当たる5問が免除されます。宅建試験は全50問ですから、初めから5点を獲得した状態で受験できるわけです。

宅地建物取引業に従事している人(実務経験は不問)だけが受講できるという制限があり、誰でも受けられないのは残念ですが、不動産業者にお勤めの方はぜひGETしたい特典ですね!


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5問免除の内訳と得点率

登録講習をクリアすることで得られる5問免除の特典。

免除対象の科目は次のとおりです。

  1. 宅地および建物の需給に関する法令ならびに実務に関する科目(問46~48
  2. 土地の形質、地積、地目および種別ならびに建物の形質、構造および種別に関する科目(問49、50

1では、【地価公示】や【住宅着工統計】などの統計資料から出題されます。統計は毎年5月ごろに発表されますので、そこで最新の情報を暗記して、試験にのぞむ必要があります。

また2では、扇状地や台地、丘陵地などの【地形の名称や特徴】、居住用建物や商業用施設といった【建物の種類】が問われます。学校の地理の授業で習ったようなところが出題範囲となりますので、ノー勉でも解ける人は解けるかもしれません。

ひらめき

では、免除される5問の難易度はどうでしょう。

宅建合格者の正答率を見ると、毎年平均3.5~3.6問だそうです。これはあくまで平均で、なかには試験直前の勉強だけで満点を取ってしまう受験生もいます。

ただ、合格者の5~10%は登録講習の受講者と言われていますし、宅建の1点はとても大きい得点です。宅建の勉強を始めたばかりの方や、私のような不動産初心者にとって、受講のアドバンデージは少なくないと言えそうです。

受講料と日程は?

とは言え、受講料はそこそこします…。国交省から認可を受けた会社によって差がありますが、だいたい10,000~19,000円。映画を10本分見ることができるお値段ですね!

開催日程はだいたい3~7月まで。申し込みは早いところですと前年12月ごろから始まり、翌5、6月には締め切るようです。国交省建設業課のHPに、登録機関と、各機関の詳細ページのURLが貼ってありますので、気になる方はそちらをご確認ください。

⇒国交省建設業課「登録講習の登録講習機関一覧」

講師は田中謙次先生でした

さて、受講会場となったのは新宿三丁目の某雑居ビル。講師をつとめたのはKenビジネススクール田中謙次先生でした。

雑居ビル入口

広い会場には、すでに老若男女50人程度が集まっていました。

そのなかには不動産会社の社長さんや、日本で不動産業に携わる外国人の方の姿も。いろいろな方が宅建試験に挑戦しようとしているんですね。

動画で覗く講習風景

講習は2日間。1日目に宅建業法2日目に民法をメインに学ぶといった構成でした。

他の会社さんですと、計10時間の講習を1日でやってしまうところもあるみたいですね。

ただ、けっこうハードな講習ですので、私としては2日に分けて、インターバルを挟んで学んだ方が楽だし、知識も身につくのかなと思いました。

今後受講を考えている方に講習の様子を知ってもらいたいので、私が撮った動画を貼っておきますね。

 

田中先生のお辞儀が激しくて、頭髪が一瞬バンザイしましたね。お分かりいただけたでしょうか。

あと、自己紹介がよく聞き取れませんでしたが、田中先生らしく、我が道を行っているような気がします(笑)

もう一本動画を撮りましたので、せっかくですから載せておきますね。講習がほんの少し進んだ頃の様子です。

 

1日目の宅建業法ですが、宅建試験では全50問中20問が出題されるそうです。合格者はここで18問程度は得点しているらしく、「基本的に落としてはいけない科目」ということになります。

ほとんどが暗記科目で、理屈ではなく事実を覚えなければ点を取れません。いかに暗記できるかが勝負の分かれ目になってきますね。

そして、2日目は民法をメインに受講。制限行為能力者制度など、今年の民法改正で変更された部分を重点的におさらいできました。

民法が含まれる権利関係からは、毎年14問が出題されるそうです。合格者の得点はだいたい8、9点くらい。

田中先生からは全問正解を目指すような分野ではないと言われましたね。権利関係の勉強に時間を費やしても、プロでも間違えるようなイジワル問題を出してくるので、ハイリスク・ローリターンだそうです。深入りせず、要点を押さえた勉強を心掛けたいですね。

なめてはいけない修了試験

登録講習は講義を受けて終わりではありません。

2日目の最後に、修了試験なるボスキャラが待っています。問題数は20問(1問5点)、試験時間1時間という内容で、講習で習った宅建業法や民法などから幅広く出題されました。合格点は70点。つまり、間違えられるのは6問(30点分)まで。

ぶっちゃけ、けっこう難しかったです!

登録講習を以前受けた先輩に聞くと、「オレの時は5、6人落ちた」とのこと。誰でも簡単に合格できる試験ではありません。落ちたら「再試」という救済措置があるようですが、それにも落ちたらどうなるのか…、考えるだけで恐ろしいですね。

試験

肝心の結果ですが、無事に合格できました! 知り合いのスタケンユーザーも合格していたので本当に良かった! 合格すると、下の写真のような【修了者証明書】をもらえます。宅建試験に向けて、ようやく初めの一歩を踏み出せた気がします♪

修了証明証

けっこう分厚いテキスト

ところで、下の写真を見てほしいのですが、登録講習用のテキスト…、なかなかのボリュームでした!

Kenビジネススクールが出しているもので、田中先生が講習の認可をもらうために、何年もかけて作成したのだとか。

田中先生曰く、「お役人に『このテキストでどうですか!?』と見せては突き返され、見せては突き返されましたね。でも、何年も通っていると、だんだんお役人さんの方も乗り気になっちゃって。ここはこうした方が良いとか、あそこはああしたらとか、最後は一緒に作っているような感覚でした」。

なるほど…、
歴史が詰まっているのですね(=゚ω゚)ノ

テキスト2

テキストの厚みは1.7㎝でした。田中先生には申し訳ないのですが、最初見て「うわ…」と思いましたね。スタケンやってるのに、さらに教材が増えたぞって。家に届く前は、もっと薄いテキストだと思っていました。

中身はこんな感じ。登録講習用のテキストだと甘く見ていましたが、実際は宅建試験の範囲をすべて網羅していて、各単元に学習のポイントがついている等、「つかえるテキスト」でした。

登録講習後は、スタケンで田中先生の講義を聞きながら、このテキストを参考書代わりにしています。

ちなみに、巻末には110問の解説付き例題がついています。

学習のポイントは「少し発展させるゾウ」と、象さんのイラストが描かれていました(笑)田中先生の発案でしょうか。このあたりのセンスはちょっと微妙かな(直球)

受講料以上に価値のある講習

さて、Kenビジネススクール実施の登録講習をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

講習の申込をする際によく聞くのが(そして私が思ったのは)「え、受講料って意外と高いじゃん!」

ちゃんと勉強すれば全て得点できるかもしれない程度の5問です。受験生の中には「そんな5問のために高いお金を払うのは…」とためらう人もいるかもしれませんね。

お金

ただ、講習を終えて、私としては宅建初心者や試験に自信がない人ほど「絶対に講習を受けた方がいい」と確信しています。

なぜなら、講義内容そのものが宅建試験の出題範囲全般をカバーしているから。5問免除の講習というよりは、宅建試験に向けた短期集中型の授業(試験付き)といった感じです。

もしかしたら主催する会社様や講師によって違うのかもしれませんが、今回受講した田中先生の講義では、宅建業法と民法を中心に、頻出分野や、今年出題される可能性が高いところを重点的に教わることができました。

田中先生曰く、宅建に受かるには「メリハリのある勉強が大事」出題範囲をすべて網羅しようとする勉強スタイルは現実的ではありませんし、一発合格を初めから捨ててしまっているようなものです。

戦略

今年こそ受かりたいなら、出題傾向を知り、戦略的に勉強していく必要があります。登録講習は、その戦略を練るための良い機会です。さらに、講義を通して難しい科目をわかりやすく教えてもらえますし、質問も直接できます。

次の開催は2021年になりますが、今後受講するチャンスがあれば、ぜひ検討してみてくださいね。

それでは今回はここまで。

スタケンで使われている教材

スタケン宅建講座は、単元の要点がスーッと頭に入ってくる「テキスト解説型」の動画講座となっています。

使用するのは、(公社)全国宅地建物取引業協会連合会の推薦学習図書にも選ばれた『パーフェクト宅建士 基本書』!

書籍名 『パーフェクト宅建士 基本書』
出版社 住宅新報出版

信頼と実績を兼ね備えたテキストなので、安心して勉強を進めることができます。

しかも、スタケンなら分かりやすい解説動画が何度でも見放題!

スクールで受ける授業だと「あれ? 今のどういう意味だろう?」と戸惑ってしまったり、最悪、授業に置いていかれたりしてしまいますが、あくまで自分のペースで進められるのが通信講座の魅力ですね。

ぜひとも5問免除と合わせて通信講座を活用し、お得に宅建士の資格をGETしてください!

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<監修>スタケン宅建講座ナビゲーター / 宅地建物取引士 / マーケティング事業部 / デザイナー / マーケター / スタケン宅建講座を7年間運営。当講座を使った自身の合格体験を元に、プロの講師陣と共同で講座開発に携わる。現在は動画を中心に元受験生として、宅建に最短合格するための「ノウハウ」を伝える活動に従事。デザイナーとしてスマホアプリのUI・UX開発実績も多数。

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