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宅建は独学で合格できる?合格者の特徴や勉強方法・コツを解説

投稿日:2023年10月24日 更新日:

「宅建は独学でも合格できる?」
「宅建に独学合格した人の特徴や勉強のコツを知りたい」

これから宅建に挑もうと考えている場合には、上記のような疑問を抱えている方も多いでしょう。

宅建の合格率は15%前後と、言わずと知れた難関国家資格なので、独学で挑む場合には効率的な勉強法を身につける必要があります。

この記事では、宅建に独学合格するためのスケジュールやコツ、勉強方法について解説します。

独学合格を狙っている方は、最後までご覧ください。

本記事のまとめ
  • 宅建は独学で合格できるが学習経験がないと厳しい
  • 宅建に独学で挑戦すると必要勉強時間が増えて合格が遠ざかる
  • 宅建に独学合格する人には7つの共通点がある
  • 宅建に独学合格するためにはスケジュール管理が必須
  • 宅建士の資格を最短で取得するなら、勉強のモチベーション維持に特化したスタケンの利用がおすすめ


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宅建は独学で合格できる?

結論から言うと、宅建の独学合格は可能です。

しかし宅建は、100人中15人前後しか受からない難関資格なので、学習経験がない方が独学合格するのは難しいでしょう。

一方で、学生時代の受験勉強や他の資格勉強を経験している方であれば、独学でも合格を狙えます。

ここで一度、学習経験がある方と学習経験がない方の違いを確認しましょう。

学習経験がある方 学習経験がない方
・集中力が高い
・教材選びに慣れている
・勉強法が洗練されている
・集中力がない
・教材選びが分からない
・勉強法を理解していない

学習経験がある方とない方の違いは、「集中力」「教材選び」「勉強法」の3つです。

学習経験がある方は勉強に慣れているので、集中力が高く、長時間続けて勉強できます。

また、教材選びのコツも理解しているため、教材で迷うこともありません。

さらに、勉強法が洗練されており、ゼロから合格圏まで一直線に向かって勉強できます。

もちろん、100%当てはまるわけではありませんが、学習経験がないと集中が持たず、教材選びや勉強法が分からないという方は多いです。

さらには、宅建は高難易度な国家資格なので、学習経験があった方でも、これまでの勉強法が通用せず不合格になるケースも少なくありません。

独学合格は不可能ではありませんが、かなり難易度が高いということを理解しておきましょう。

宅建に独学で挑戦するメリット

宅建に独学で挑戦するメリットは、以下の3つです。

  • 勉強費用を抑えられる
  • 通学時間を無くせる

それぞれ確認していきましょう。

勉強費用を抑えられる

宅建スクールや宅建通信講座を利用する場合、数万円~20万円程度の勉強費用が発生します。

一方、独学で挑戦すると、かかるのは教科書代の数千円のみなので、勉強費用を抑えられます。

金銭的に厳しく、少しでも勉強費用を抑える必要がある方は、独学も視野に入れましょう。

通学時間を無くせる

宅建スクールに通う場合、教室に行くまでの通学時間がかかるので、忙しい社会人やバイト漬けの大学生であればスクールに通う時間がない方も多いでしょう。

そこで、宅建に独学で挑戦すると通学時間を無くせます。

また独学以外にも、自宅や外出先で受講できる宅建通信講座を利用すると、通学時間を無くすことも可能です。

宅建通信講座を利用すると、プロの宅建講師から出題傾向や重要範囲を学べるため、勉強を効率化できます。

宅建に独学で挑戦するデメリット

宅建に独学で挑戦するデメリットは、以下の3つです。

  • 出題傾向や重要範囲の分析に時間がかかる
  • 必要勉強時間が増える
  • 合格率が下がるリスクが高い

出題傾向や重要範囲の分析に時間がかかる

宅建に独学で挑戦する場合、インターネットや過去問を利用して自分ひとりで出題傾向や重要範囲を分析する必要があるので、時間がかかります。

さらに、分析が正しいかどうかも自分自身で判断する必要があるので、見当違いな分析をしていて合格から遠ざかっているリスクもあります。

学習経験がある方でも、不動産知識がない場合は分析を誤ってしまうリスクがあると言えるでしょう。

必要勉強時間が増える

独学で挑戦する場合、難しい不動産関連の法律を1つずつ理解していく必要があるので、プロの宅建講師から学ぶ場合に比べると必要勉強時間が増えます。

「講義は進捗ペースが遅い」というイメージを抱えている方も多いですが、宅建は専門性が高く、意味を理解するのが難しいです。

そのため、独学で取り組むよりも、授業形式で難しい範囲をサクッと理解できる講義を受講する方が勉強効率が高まります。

宅建といった専門性の高い分野を学ぶ場合には、独学すると必要勉強時間が増えます。

合格率が下がるリスクが高い

宅建に独学で挑戦すると、合格率が下がるリスクが高いです。

独学での挑戦は、スケジュール管理や勉強の習慣化、ポイントを押さえた学習などを自分ひとりの力で実践する必要があるので、難易度が高いです。

もちろん、人一倍勉強に慣れている方であれば例外ですが、ほとんどの方は宅建試験を攻略するカリキュラムが組まれている講座を受講する方が合格率が高まります。

スタケン®では、学習をサポートする「学習指導会」やモチベーション維持の助けになる「学習進捗会」など、宅建合格に必要なサービスを取り揃えております。

サービス内容や受講するメリットについては「スタケン®のサービス内容・口コミ|スタケン®を活用して合格圏内を突破する勉強法も徹底解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

宅建に独学合格した人の特徴【スタケン独自分析】

宅建に独学合格するには、独学合格した人の特徴を知っておく必要があります。

宅建に独学合格した人の特徴は、以下の通りです。

  • 宅建は難関資格と心得ている
  • 合格に必要な勉強時間を捻出できる
  • スケジュールに計画性がある
  • 勉強にお金をかけられる
  • 勉強方法に軸がある
  • 定期的に模試を受ける
  • 合格する自信を持っている

宅建に合格する人をサポートしてきたスタケン®だからこそ分かる、合格した人の特徴について解説します。

宅建は難関資格と心得ている

宅建試験の合格率推移

ご存知の方も多いかと思いますが、実は宅建試験、毎年の合格率が15%前後という難関国家資格です。

100人が受験しても15人しか受からない、まごうことなき“難関資格”と言えます。

国家資格とは「国家試験に合格することで国や国が委託した機関から授与される資格」(コトバンクから引用)です。

つまり、試験に通ることは国から認められることと同じなので、国家資格は難しい試験に設定されている場合が多いです。

宅建を独学で受験することを検討している方は、まずは宅建が難関資格と理解して受験準備を進めましょう。

合格に必要な勉強時間を捻出できる

宅建試験に対してのモチベーションが低ければ、必要な勉強時間を捻出できず良い結果を残すのは難しいでしょう。

皆さんの受験動機はどのようなものですか?

  • 就活で優位に立てそうだから
  • 誰でも受験できる資格だから
  • 会社から言われて嫌々受験する

上記のように、ネガティブな考え方を持って宅建を受験する方も少なくありません。

そこで、「給料を上げる!」「良い会社に就職する!」「自分の価値を高める!」というポジティブな考え方に切り替えることで、宅建勉強へのモチベーションが上がり、必要な勉強時間を捻出できるようになります。

スケジュールに計画性がある

宅建に独学合格する人は、スケジュールに計画性があります。

スケジュールに計画性がないと、いつまでにどの勉強を始めれば良いか分からなくなります。

以下のスケジュール表は、一例です。

学習プラン

いつまでに何をクリアすればいいのか、合格するためには何時間ほど勉強すればいいのか、しっかりと計画を持って勉強していきましょう。

勉強にお金をかけられる

さて、宅建保有者の方々は何回目の受験で宅建に合格したのでしょう。

実は、3回目までに約8割の方が合格しています。私の周りでも、10年連続受験し続けて未だに不合格の業界大先輩がいます。

当然ですが、受験を繰り返すほど宅建にかかるコストは高くなっていきます。

仮に3回目で合格した場合には

◆合格までに払った受験料…21,000円

◆時間というコスト…900,000円※

※合格するために必要な勉強時間の目安300時間×3年×時給1,000円

なんと、921,000円使っているという衝撃の事実です。

せっかくローコストの独学を選んでも、不合格を繰り返してしまっては元も子もないので、1発合格を目指すために講座の受講をおすすめします。

勉強方法に軸がある

たくさんの不合格者を見てきて分かったことですが、独学で失敗する人は、宅建試験の勉強方法に軸がありません。

出題範囲の広い宅建試験を相手に、どのような勉強をすれば効果的なのかを分からないまま、行き当たりばったりの学習を続けています。

せっかくの独学なので、できる限りお金をかけたくない気持ちは分かりますが、毎年受験者の15%しか受からない資格なのでオリジナルの勉強法で乗り越えられるほど簡単な資格ではありません。

通信講座やテキストなど教材はさまざまですが、どの教材を選ぶ場合でも、試験対策となるような体系的な学習が必要です。

勉強方法に軸を作るのが難しい方は、知り合いの宅建合格者から話を聞いたり、講座を受講したりしましょう。

定期的に模試を受ける

宅建試験は、過去問からの出題が約7〜8割と言われているので、合格するには過去問をやり込むことがとても重要です。

しかし、過去問だけだと実は準備不足です。

本番では過去問がそのまま出るわけではないので、過去問で問われている内容をしっかりと理解し、過去問をベースに応用を利かせる必要があります。

そこで大事なのが模試となります。

本番を想定した模試を受けることで場慣れできる上に、実際の問題で頭を慣らしていくことで覚えも早くなります。

過去問だけでなく、模試を受けることも大切な訓練と言えるでしょう。

合格する自信を持っている

「あの人はけっこう勉強しているのに、私は…」
「去年の自分はココまでしか勉強できなかったけど、今年は…」

自分の成長を実感することで高まる一方、他人と比べて劣等感を覚えると簡単に落ち込んでしまうこともあります。

しかし、宅建に合格する人は、宅建に合格する自信を持っています。

自信を持つことで、本番にも強くなれます。

本番に強くなれば「緊張して実力を出せなかった…」なんて悲しい事故に遭う確率も自然と減るものです。

もちろん、間違った自信を付けるのはNGです。

あくまで謙虚に努力しつつ、自信を培ったうえで試験に挑戦しましょう。

宅建に独学合格するための勉強スケジュール

宅建の合格に必要な勉強時間は、約200~300時間です。

単純に1日2時間程度時間が取れると考えた場合、100日〜150日程度必要となるため、3ヶ月〜半年程度勉強に当てることになります。

宅建は全50問の選択式のテストで、70%以上の得点率が必要です。

合格率は例年15%以下になるため、決して簡単な資格とは言えません。

しかし、宅建は有名資格である分、テキストや学習コンテンツが充実しています。

自分の知識レベルや学習可能時間を踏まえた上で対策が出来れば、独学での合格も可能です。

順位 難易度(★5段階) 学習期間目安
1位:簿記検定(3.2.1級) ★★~★★★★ 2ヶ月~1年
2位:公認会計士 ★★★★★ 1年~3年
3位:宅地建物取引士 ★★★ 2ヶ月~11ヶ月
4位:税理士 ★★★★★ 2年~5年
5位:中小企業診断士 ★★★★ 8ヶ月~1年半

宅建の試験は、10月中旬に本試験があり、試験日の発表は6月あたりです。

そのため、宅建の勉強は6月の試験日発表のタイミングや7月頃から始める方が多くなります。

つまり、およそ3ヶ月を元にして宅建の勉強スケジュールを立てるのが一般的です。

もちろん、不動産業に関して全くの初心者から資格勉強を始める場合には、余裕を持って4月あたりから半年程度かけて勉強スケジュールを立てる場合もあります。

資格勉強に1日あたりどのぐらい時間を使えるのかや、前提知識をどの程度持っているのか、過去問を一度解いた結果などを参考に余裕のあるスケジュールを作成しましょう。

宅建に独学で挑む方におすすめの勉強方法

宅建に独学で挑む際に欠かせないのが、どのように勉強をするかです。

宅建は知名度も高く、資格学校以外にも参考書や問題集、YouTube動画など様々な独学用の教材を自分で揃えることができます。

ここからは、それぞれの勉強方法ごとに、メリットや注意点について解説します。

テキスト・YouTube

独学での勉強方法としては、テキストやYouTubeの活用が王道となる教材です。

テキストにも有名なシリーズがあり、以下4つは多くの受験生に愛されています。

  • みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 [スマホ学習対応(例題付)]
  • らくらく宅建塾(らくらく宅建塾シリーズ)
  • 出る順宅建士 合格テキスト(出る順宅建士シリーズ)
  • パーフェクト宅建士(住宅新報社)

テキストやYouTubeを活用するメリットは、コストが安く自分のペースで進められる点です。

一方で、テキストやYouTubeは体系的に学ぶことが難しく、苦手分野も得意分野などの学習スケジュールも自身で管理する必要があります。

テキストやYouTubeを活用する際には、合格者のスケジュールや使い方を参考にしながら使うようにしましょう。

オンライン講座

オンライン講座とは、オンライン上で宅建に関する学習コンテンツがまとめられているサービスです。

オンライン講座を活用するメリットは、体系的に様々な知識を得られ、宅建対策専用の高品質の講座を受けられる点が挙げられます。

特に、宅建試験に関する最新情報やコーチを付けながら学習を進められるため、より質の高い学習を実現できます。

一方で、テキストやYouTubeで学ぶよりもコストがかかってしまうため、自分に合ったサービス選びや時間の確保が必要です。

コストや学習の質のバランスが取れた独学方法ですが、まずは無料体験などを活用しながら自分に適したサービスを探してみましょう。

おすすめオンライン学習サービススタケン」はこちらから。

模試・過去問

模試・過去問は、実戦形式のトレーニングができる学習方法です。

模試や過去問には、コストがかかりますが、自分の力を確かめたり苦手分野を抽出したりできます。

一方で、最初から過去問や模試を繰り返してしまうと答えを覚えられるので、直前期に十分な対策ができます。

模試・過去問は必ず必要な勉強方法ですが、対策する時期や対策する目的を明確にして、効率的な活用をするようにしましょう。

宅建で独学合格するためのコツ

宅建で独学合格するためには、ガムシャラに問題集をこなすだけではなくポイントを抑えた学習を進める必要があります。

ここからは、宅建に独学で合格するために押さえておくべき勉強のコツを解説します。

全体像を確認してスケジュールを立てる

宅建の試験には4つの科目があり、2時間で50問を解かなければなりません。

合格するには、毎年変わる合格基準点を超えることです。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率 合格ライン(点)
令和5年度 233,300人 40,025人 17.2% 36点
令和4年度 226,048人 38,525人 17.0% 36点
令和3年度(12月) 24,965人 3,892人 15.6% 34点
令和3年度(10月) 209,749人 37,579人 17.9% 34点
令和2年度(12月) 35,261人 4,610人 13.1% 36点
令和2年度(10月) 168,989人 29,728人 17.6% 38点
令和元年度 220,797人 37,481人 17.0% 35点
平成30年度 213,993人 33,360人 15.6% 37点
平成29年度 209,354人 32,644人 15.6% 35点
平成28年度 198,463人 30,589人 15.4% 35点
平成27年度 194,926人 30,028人 15.4% 31点
平成26年度 192,029人 33,670人 17.5% 32点
平成25年度 186,304人 28,470人 28,470人 33点

37点を取ればおおよそ合格ラインだと言われていますが(例外もあります)、そうすると37点を確実に取るための勉強が必要です。

宅建業法、民法、法令上の制限、税・その他の4科目からそれぞれ出題され、問題数は決まっています。

得意不得意のジャンルや、点の取りやすい科目などがあるため、それに合わせた勉強時間の配分が必要になってきます。

きっちりと暗記に時間を使う

宅建では、法律の解釈や計算に近い問題もでますが、ほとんどが暗記に近い問題です。

特に、不動産に関する法律や専門用語が問題の中にも多く出てくるため、問題を理解するためにも暗記は欠かせません。

どうしても、暗記は地道な作業であり、なかなかモチベーションが上がりにくい学習です。

しかし、独学でも合格するためには、暗記にも時間を使うようにしましょう。

暗記に有効!宅建試験の重要項目の「語呂合わせ」とは

同じ参考書やテキストを繰り返す

「同じ参考書やテキストを繰り返す」というのは資格勉強だけではなく受験勉強でもよく言われていることです。

宅建の試験も同様に、同じテキストを繰り返し解くことが重要です。

同じ参考書を使うメリットには、様々なものがありますが、特に以下の3つを得られます。

  • 答えだけではなく背景知識も得られる
  • 問題に対する瞬発力や引き出しが早くなる
  • 自分の弱点を克服しやすい

特に宅建はマークシート形式であり、ある程度パターンが近い問題もあります。

また、解答時間も短いため、問題に対する瞬発力をつけておくと、解答時間の短縮にも繋がり、対策できていない部分に時間を使えます。

また、同じ参考書を活用することで、答えだけではなく答えに至るプロセスや周辺知識も得ることができ、基礎習得のスピードも自然と上がります。

しかし、同じ問題集や参考書を繰り返すことで問題集のための勉強にならないように、定期的に模試や過去問で本当に力がついているのかを確認するようにしましょう。

宅建独学まとめ

本記事では、宅建に独学合格するためのスケジュールやコツ、勉強方法などを徹底解説しました。

独学でのモチベーションがある場合でも、「必要な教材」や「体系的で効果的な勉強方法」を知らない場合は、その道のプロから力を借りたいところです。

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<監修>スタケン宅建講座ナビゲーター / 宅地建物取引士 / マーケティング事業部 / デザイナー / マーケター / スタケン宅建講座を7年間運営。当講座を使った自身の合格体験を元に、プロの講師陣と共同で講座開発に携わる。現在は動画を中心に元受験生として、宅建に最短合格するための「ノウハウ」を伝える活動に従事。デザイナーとしてスマホアプリのUI・UX開発実績も多数。

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