【第5回】過去問集中講座(ZOOM)を開催しました

スタケン宅建講座では、ご購入者様限定オプション講座(ZOOM)として提供させていただいている、「過去問集中講座」の第5回を8/23(金)19:00~20:00に開催しました。宅建講師・鳥海耕二先生と、進行役の合格ナビゲーター・ガースーが登壇し、試験範囲の各分野から重要な過去問を2問ずつ取り上げ、問題の解き方・考え方についてお伝えしました。

いよいよ8月下旬となり、本試験まで残り2ヶ月を切りました。ご参加された受講生の緊張感もさらに高まっているようで、ZOOMの画面越しでも合格への意気込みが感じられました。直前期を迎えた今後は、まさに追い込みの時期です。引き続き皆さまの頑張りに期待しています。

宅建講師・鳥海耕二先生

講座の序盤は、問題を解くポイントとして関係図を描くコツを解説しました。多くのテキストでは、売主・貸主が向かって左、対する買主・借主が右に来るものですが、鳥海先生によると、これを軸に関係図のテンプレートを使って描く癖をつけると、情報を迷わず整理することができるとのこと。「問題文の通りに関係図を描いてしまうと、よく分からない変な図になりがちです。テキストを参考に関係図の型を持っておき、そこに当てはめながら内容を理解していくことをお勧めします」と、関係図を描く際の注意点をお伝えしました。

そのうえで、今回の【権利関係】の過去問では、関係図が複雑になりがちな「連帯債務」から2問をピックアップ。問題文を読みながら、実際に関係図を描いていき、解法のポイントを解説しました。

続いて【宅建業法】の過去問では、8種制限から「クーリング・オフ」の問題を2問出題。問題文を読み解く際のポイントをお伝えしたうえで、参加者全員で正否を考えました。鳥海先生は、「クーリング・オフできるかできないかは、買主の申込み場所で判断です。また、申込み場所が買主の自宅や勤務先だった場合、買主自らがそこに呼んだのならばクーリング・オフできません。まずはこの2点を押さえておきましょう」とアドバイスしました。

最後に【法令制限・税その他】では、「国土利用計画法」から2問を選択。「事後届出が必要な契約をしているか」「事後届出が必要な土地面積であるか」の2点を軸に、解法のポイントをお伝えしました。

権利関係:問題(R3年10月・問2)

債務者A、B、Cの3名が、令和3年7月1日に、内部的な負担部分の割合は等しいものとして合意した。民法の規定によれば、債権者Dに対して300万円の連帯債務を負った場合、AとDとの間に更改があったときは、300万円の債権は、全ての連帯債務者の利益のために消滅する。

宅建業法:問題(R2年12月・問39)

宅地建物取引業者Aが、自ら売主として宅地建物取引業者ではない買主Bとの間で行う取引において、Bは、売買契約締結後に速やかに建物建築工事請負契約を締結したいと考え、自ら指定した宅地建物取引業者であるハウスメーカー(Aから当該宅地の売却について代理又は媒介の依頼は受けていない。)の事務所で買受けの申込み及び売買契約の締結をし、その際、クーリング・オフについて書面で告げられた。その6日後、Bが当該契約について解除の書面を送付した場合、Aは契約の解除を拒むことができない。

(実際に講座で使った過去問の例)

講座の終わりには、講座の進行役を務める合格ナビゲーター・ガースー(2018年度合格)から、「令和になってから、宅建試験の問題はより癖が強くなったような印象を受けます。問題文を最後まで読んで、ひっかけ問題に躓かないよう気をつけてほしいです」と、近年の傾向を解説。「鳥海先生の講義を参考に、読み間違いによるケアレスミスを防ぐ対策も意識してください」と注意喚起しました。

司会を務めた合格ナビゲーター・ガースー

次回の過去問集中講座は、9/20(金)19:00~20:00の開催を予定しています。試験対策で重要なポイントを総ざらいするいい機会となりますので、ぜひご参加ください。

なお、ご参加できなかった皆さまには後日アーカイブ配信を予定しておりますので、そちらをご視聴いただければと思います。

アンケート(一部紹介)参加者様の感想

  • いつも良い問題を、わかりやすく解説していただき、ありがとうございます!得点しにくい所のポイントを解説していただき、とても勉強になりました。
  • 「あと57日かぁ、早いなぁ」という気持ちです。でも、最後にガースーさんがおっしゃったように、残り2ヶ月かけて暗記物を追い込みたいです。まだ把握していないところもありますが、次回も参加したいと思います。
  • いつもありがとうございます。このZOOM参加がモチベーションを維持してくれています。残り2ヶ月を切りました。何卒お力を貸してください!! よろしくお願いします!!
  • 理解しづらいとことを今日はしっかりと学べました。頑張ります。ありがとうございました。
  • 改めて文章を読み解くために図を描くことがとても助けになるんだなと感じ、他の説明も含めて鳥海先生のお話しは頭に入ってきやすく有難いです!そしてパワーももらえています。ありがとうございました!