講師は現役大家の実務者。理想のPMに一歩近づく実践型講義
このたびオーナーズエージェントでは、賃貸管理実務5年以上の経験者に向けた「上級賃貸経営アドバイザー養成研修2024」を開催します。
不動産経営の理論を学び、売買・建築企画・相続・税務の実務スキルを身につける。
少人数制ということもあり、昨年はあっという間に満席となってしまった、賃貸経営コンサルタントへのステップアップを目指す方のための実践型・上級講座です。
受講満足度95.6%! 現役大家が示す賃貸管理会社のあるべき姿
多くの不動産オーナーが賃貸管理会社に「経営のコンサルティング」を期待する一方、その役割を果たせている会社は全国でも一握りです。
「空室は決められるけど、物件の購入や売却のサポートは手が出せない」
「リフォームは得意だけど、建築・設備やビルメンテナンスの提案までは…」
「土地活用や相続の相談を受けたいが、自信が持てない」
管理・運営のプロとして、長期にわたって不動産オーナーと接していながら、ほんの少し手を伸ばすだけで届くビジネスチャンスを逃していませんか?
今こそ賃貸管理会社は、社内に「コンサルタント」を養成し、あらゆる投資課題を解決できる力を備え、不動産オーナーの期待に応えるべきです。
知識や経験の不足は学びによって補えます。
不動産投資に対する視野は理論と実践によって広がります。
購入・運用・売却・相続。投資サイクルのあらゆる局面で相談に乗れる、不動産オーナーの一番の理解者。”建てれば儲かる時代”が終わったいま、求められるのは市場の知識と分析から適切な選択肢を提示し、オーナーの純資産を最大化できる存在です。
今回の「上級研修」では、現役大家でもある賃貸管理の実務者が講師となり、賃貸管理会社に対する期待と、その期待に応えるために必要となる経営知識を徹底的に解説します。
マスターすれば、賃貸管理事業を支えるオーナーの物件の売買や、建築企画による新たな収益の柱が誕生。
講師自身がプラスαのオーナー提案で、1年間に粗利3,000万円を稼いだ秘訣とテクニックもお伝えします。
不動産オーナーの抱えるリアルな課題と、ひたすらに向き合う6日間。
その濃密な内容から、昨年度の受講生には「満足度95.6%」の評価をいただきました。
高みを目指す皆さまに、日常業務だけでは得られない発見と、ハードな実習に見合う実力アップをお約束します。
講師紹介
株式会社アートアベニュー PM事業部部長 片平智也
株式会社アートアベニューのプロパティマネジメント事業を統括するかたわら、プライベートでは土地取得から新築したアパートを経営。
アートアベニューのPM業務を通じて得た投資分析、融資、建築プロデュース、空室対策、メンテナンス等の知識・経験を、自身の不動産投資にも大いに役立てている。
賃貸経営全般のノウハウを備え、「大家さん」の実情を理解したコンサルティングを行なうことから、管理物件オーナーの信頼も厚い。
CPM®、CCIM、CFP®、不動産コンサルティングマスター、不動産証券化マスター、2級建築施工管理技士、相続アドバイザー、宅地建物取引士など、多数の資格を保有する。
著書に「管理会社が教える! 本当にすごい7人の大家さん」(住宅新報出版)。
無料オンラインセミナーで上級研修をもっと詳しく
2024年4月25日(木)に、本研修の内容を詳しくお伝えする無料オンラインセミナーを開催いたしました。セミナーのアーカイブをこちら(↑)よりご視聴いただけます。
当日は、研修講師を務める片平と、当社コンサルタントの高橋が、実際に提供される研修の一部内容を公開しながら、各講義の概要や難易度、受講の効果などを解説。受講を検討されている方は是非こちらの無料ガイダンスをご覧ください。
- 上級研修の受講を迷っている方
- 上級研修をいつか受講してみたいと考えている方
- 管理会社スタッフがどのような知識を得るべきか整理したい方
- スタッフの育成について悩んでいる経営者
- オーナー提案による収入を増やしていきたい方
スケジュール
日時 | タイトル |
2024年6月12日(水) 11:00~18:00 | 第1回:オーナーの投資目的・考え方に基づくPMの実務 ※研修終了後に懇親会(無料)を予定しております |
2024年6月13日(木) 10:00~17:00 | 第2回:単年度の投資分析・ファイナンスの演習 |
2024年7月17日(水) 11:00~18:00 | 第3回:複数年度の投資分析・購入判断のオーナー提案実践 |
2024年7月18日(木) 10:00~17:00 | 第4回:収益不動産の売買サポート実務、売却時の投資助言 |
2024年8月21日(水) 11:00~18:00 | 第5回:不動産オーナーの相続・事業承継、不動産税務 |
2024年8月22日(木) 10:00~17:00 | 第6回:PM会社として実践すべき土地活用提案 |
研修カリキュラム
第1回:オーナーの投資目的・考え方に基づくPMの実務
オーナーの「頼れる相談役」となる第一歩は、オーナーと同じ視点・考え方を獲得すること。
オーナーがどんな目的で不動産投資に取り組み、何に悩み、どんなリスクを抱えているのか。その実情を理解しない限り「相談役」に選ばれることはありません。
1日目は”管理会社”という視点から一度離れ、「不動産オーナー」の理論と本心を学ぶところからスタート。そのうえで改めて「PM会社に期待される役割」を考え、私たちの提供するべき管理サービス・実務の在り方を確認していきます。
また、相談役はどの分野の知識も一定レベルで備えていることが不可欠。まずは空室対策、損害保険、ビルメンテナンス、建築、リノベーションなど、建物にまつわる必須知識を学習します。
●プログラム:
・賃貸管理の目的、私たちが目指すべきサービスとは
・不動産投資の特徴(メリット・デメリット)
・不動産管理と関連法、実務トラブルの事例
・不動産会社の収益構造、オーナーから見た管理会社とは
・不動産投資のリスク管理、オーナーの損害保険
・空室率、解約率などの計算方法、PM用語の復習
・空室対策の種類と設備投資の費用対効果
・損しない「賃料査定」と「管理条件」の設定方法
・リノベーション投資分析の考え方と計算方法
・賃貸経営に必要なビルメンテナンスとは
・インスペクションと長期修繕計画
●受講特典
・オーナー提案に使える”魔法”の質問集
●実践課題
・長期修繕計画およびビルメンテナンス計画の作成
第2回:単年度の投資分析・ファイナンスの演習
オーナーの相談に応えるということは、「投資の相談・不動産経営の相談」に応えることに他なりません。財務三表(B/S、P/L、C/S)の各視点からオーナーの経営状況を把握し、各種投資指標を用いて経営の安全性や効率を測れなくては、オーナーの満足する回答はできないでしょう。
2日目は金融電卓と投資指標を用いて、単年度の投資判断ができる力を習得。収益不動産購入のアドバイスをするための基礎知識を身につけます。併せて、ローンの種類や仕組み、担保評価の基本、金融機関開拓のポイントも押さえましょう。
●プログラム:
・財務三表(B/S、P/L、C/S)の役割と違いとは
・収益不動産のキャッシュフロー計算
・金融電卓によるローン計算(基本編)
・アパートローンの融資あっせん方法
※金融電卓またはスマートフォン用の金融電卓アプリを受講者様にてご用意いただきます。推奨アプリはこちら。
※金融電卓の使い方については、事前に基本操作についての動画講義をお送りしますので、ご視聴のうえご参加ください。
●受講特典
・(お役立ちExcel)キャッシュフロー計算書・損益計算書
●実践課題
・キャッシュフローツリーの作成/投資の効率と安全性
第3回:複数年度の投資分析・購入判断のオーナー提案実践
不動産は20年・30年と続く中長期の投資である以上、私たちには「将来の見通し」についてもオーナーに助言できる力が必要です。単年度分析で学んだ知識とツールを展開し、複数年度の収益分析をするための技術を身につけましょう。
まずは時間とお金の関係、内部収益率や正味現在価値の考え方を金融電卓を用いて理解。その後はエクセルを使って本格的に10年間の収支をシミュレーションし、投資判断のポイントを把握します。
演習を通じて、実務で使える「購入判断エクセルシート」も手に入ります!
●プログラム:
・単年度の利回りと複数年度の利回りの差
・お金の時間的価値とは
・不動産価格の評価方法
・NPV(正味現在価値)とIRR(内部収益率)
・金融電卓を用いた複数年度のCF分析
・複数年度の収益率とレバレッジ
・エクセルで実践!複数年度の収益分析
●受講特典
・(お役立ちExcel)購入判断エクセルシート
●実践課題
・購入判断エクセルシートを用いた投資助言
第4回:収益不動産の売買サポート実務、売却時の投資助言
物件購入に関する分析・助言のスキルを身につけたなら、次は「売買実務の知識」と「売却時の助言」の習得を目指します。せっかくの買売の相談です、確実に自社での媒介に結び付けましょう。
まずは物件の売却査定に要する知識の習得と、実際の売却時に必要となる情報・書類等の入手方法の理解から。契約までの流れを押さえたうえで、商談時の重要ポイントを学びます。研修内では、実例を使った模擬売却査定ワークも。原価法や収益還元法、オーナーの支払う所得税や最終の手残り額も考慮しながら、売却のアドバイスができる力を身につけましょう!
●プログラム:
・購入サポート実務と売却サポート実務
・売却価格の査定方法
・売却時に必要な情報・書類・調査とは
・契約・決済・引き渡しまでの流れ
・実践!売却価格査定
・売却後の手残りの計算
・売却判断の投資助言
●受講特典
・(お役立ちExcel)売却額計算エクセルシート
●実践課題
・売却価格査定
・売却か保有かの判断・アドバイス
第5回:不動産オーナーの相続・事業承継、不動産税務
オーナーの資産は、いずれ必ず「次の代」へと引き継がれます。しかし、その資産をどのように継承していくべきか、明確な答えを持っているオーナーは少ないものです。もし、現時点でその資産が「不動産」というかたちであるなら、私たちがお手伝いできることもきっとあるはずです。
研修では、相続の基礎知識と要点を押さえながら、不動産所有者向けの代表的な相続対策を学んでいきます。分割対策、節税対策、納税対策まで、トータルに話せる実力を身につけましょう。
また、相続では「税金」の知識が必要不可欠。代表的な税金の知識、節税対策、法人化のメリットデメリットなども学んでいきます。
●プログラム:
・相続対策の三大ポイント
・相続の基礎用語・基礎知識
・相続財産の評価/相続における不動産の意味
・不動産オーナーの代表的な相続対策
・不動産オーナーにかかる税とは
・基本的支出と修繕費の違い
・法人化することのメリット・デメリット
・不動産オーナーと確定申告、青色申告
●実践課題
・あるオーナーの財産目録から相続税の概算を算出
第6回:PM会社として実践すべき土地活用提案
これまでの5回で「保有」「購入」「売却」の提案スキルを身につけましたが、不動産にはもう一つ「建て替え・新築」という選択肢があります。
賃貸の現場を知るPM会社こそが最も”決まる物件”を理解している、とは当社代表の言葉ですが、アパート建築のノウハウがなくてはそもそも提案に至れません。
最終日は、ずばりオーナーの「どんな物件を建てたらいいのか?」に回答し、実際に建築計画を進めていく「建築プロデュース」のスキルを学ぶ研修です。
案件地のボリュームチェック、事業収支シミュレーション、建築企画提案まで、皆さんが「オーナーの目的に合致した最適な物件」をプロデュースするための必須知識をお伝えします。
●プログラム:
・建築プロデュースの流れ
・PM担当者でもできる簡易ボリュームチェック
・建築企画営業の進め方とポイント
・市場調査から導く成功企画/需給ギャップとは
・建築時の初期費用
・事業収支計画のつくり方
●受講特典
・(お役立ちExcel)土地活用事業収支計画書
●実践課題
・土地情報から建築プランと事業収支計画をつくりオーナーに提案
講師からのメッセージ
知識を身につけたことで顧客から感謝され、仕事に「自信」と「誇り」を持てた
賃貸管理に携わる皆さんは「オーナーから信頼を獲得しよう」と日々努力されています。
一方、現場では日々のクレーム対応や空室対策に追われ、オーナーに提案するものの上手くいかず、信頼を増すどころか叱られて自信を失うことも。
私自身、管理の仕事を始めたばかりの頃はオーナーに怒られてばかりでした。しかし、必死に勉強をして多くの経験を積み、何より「私も不動産オーナーになってみたい」と考え始めたころから、オーナーとの関係性に変化が現れました。
「色々と提案してくれてありがとう。また相談に乗ってほしい」
知識が増すにつれ、いつの間にかオーナーの反応がまるっきり変わっていました。
おそらく私に「オーナーの視点」が備わったからでしょう。具体的には、オーナーの経営の目的、課題や不安に感じていることを伺い、賃貸管理に限らず不動産全体(資産管理)の視点で考えられる力です。そして、オーナーが採りうる複数の選択肢(現状維持、追加投資、買い換え、建替えなど)から、最良の一手をオーナーと共に考え、提案できる力です。
今回の講座は、まさにそうしたオーナー提案をしていただくための知識・ノウハウを皆さんにお伝えするものです。
実務においては最終的に、売買のことは売買の担当者に、税金のことは税理士に任せることになります。ですがそのきっかけづくりの部分、オーナーの相談相手となって、オーナーの目的を叶えるに最適と思われるプランを提案するのは皆さんです。
研修では、きたるべき「その時」のために、シミュレーションワークや模擬オーナー提案にもどんどんと挑戦していただきます。
ただ私の話を聞くだけではない、実務を意識したアウトプット型の講義によって、皆さんの学習効果を最大限に引き上げられたらと思います。是非ご期待ください。
受講者の声
(2023年 受講者アンケートより)この講座の良かった点は?
・学んだことを実務で即・使える点。先日もさっそく自社の投資判断で使わせていただきました!
・前回の宿題の内容が今回の予習のようになっていて理解しやすかった
・概念的な内容も、具体例を挙げて分かりやすく説明してもらえたこと
・いろいろな選択肢をもってオーナーに提案をすることの重要性を学べた
・一人ずつ発表したワークショップでは、同じ案件でも受講者みんなで考え方が違っているのが分かって面白かった
・購入から節税まで、実際の大家さんの視点で知りたいポイントを学ぶことができました
不得意分野を強力に補完できました
管理受託の部門に所属していることもあり、オーナー様と会話すること・相談を受けることは多々あるのですが、自分で実感する機会の少ない税金や借入の分野については以前から苦手意識がありました。今回、研修の中で「投資家のリアル」を見せてもらったことで、自分の中の知識がしっかりとオーナー様の課題と結びつきました。成約率向上に役立てます!
“魔法の質問”で売買案件を獲得しました
私は新卒入社してからの3年目、主に空室募集の業務に従事してきたのですが、研修の受講を通じて投資の全体を把握できたことで、自分の取り組んできた空室募集の責任の大きさや、投資に対する広告料の影響の大きさなどを実感できました。また、講義で教わった「魔法の質問」をオーナーにぶつけることにも挑戦。初めての売買案件を獲得することができました!
CPM®での学びに実体験がプラス
これまでの賃貸仲介・賃貸管理の経験に加え、CPM®の受講によって、オーナーの投資の目的や不動産投資の実態、その改善方法について理解しているつもりでしたが、今回の研修でまだまだ自分が「机上」で考えていたのだと痛感しました。特にBTCFの先、複数年度にわたるATCFまで見据えたシミュレーションは、自身の視野の拡張につながりました。
2023年の研修の様子
受講特典
学びをカタチに!実務につかえる”お役立ちツール”も手に入る
当研修の目的は、受講された皆さんが実際に「分析」「提案」ができるようになること。
せっかく研修を受けていただくのですから、学びを実務に活かすための”お役立ちツール”も提供させていただきます。
具体的には、各回を通じて次のような「受講特典」をご用意させていただく予定です。
ぜひ受講後の業務にお役立てください!
■1日目
・空室対策100リスト(Excelファイル)
・ビルメンテナンス計画表(Excelファイル)
・長期修繕計画表(Excelファイル)
■2日目
・ローン計算書(Excelファイル)
・キャッシュフロー計算書(Excelファイル)
■3日目
・収益物件購入判断シート(Excelファイル)
■4日目
・収益物件売却判断シート(Excelファイル)
・複数の選択肢の比較分析表(Excelファイル)
■5日目
・不動産にかかる税の概算シート(Excelファイル)
(不動産取得税、登録免許税、固定資産税、都市計画税)
■6日目
・建築企画 事業収支計画書(Excelファイル)
研修概要
開催日時:
第1回 2024年6月12日(水) 11:00~18:00 ※懇親会あり(無料)
第2回 2024年6月13日(木) 10:00~17:00
第3回 2024年7月17日(水) 11:00~18:00
第4回 2024年7月18日(木) 10:00~17:00
第5回 2024年8月21日(水) 11:00~18:00
第6回 2024年8月22日(木) 10:00~17:00
会場:
オーナーズエージェント株式会社 セミナールーム
東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル
定員:
最大8名
受講料:
1名:250,000円(税別)
※金融電卓をお持ちでない方は、個人でご購入のうえご用意いただく必要がございます。弊社では650~900円程度のスマートフォンアプリの購入を推奨しています。
・iOSの方:https://apps.apple.com/jp/app/10bii-financial-calculator/id360256797
・androidの方:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.inadaydevelopment.cashcalculator&hl=ja
※1団体につき1,000,000円(消費税別)で受講可能な団体プランのご用意もございます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
https://owners-age.com/form/contact001
注意事項:
・オンライン配信の用意はございません。必ず現地(弊社セミナールーム)までお越しください。
・研修を欠席された際の「振り替え講義」はございませんので、可能な限りご出席ください。
・第2回「単年度の投資分析・ファイナンスの演習」の前に、金融電卓の使い方に関する動画講義を受講できます。金融電卓の操作方法がわからない方は受講したうえでご参加ください。