「宅建1週間前なのにいまだに合格点に到達しない…」
「直前1週間に迫りすごく不安…」
「1週間前にポイントをおさえておきたい!」
このように、宅建試験まで直前1週間となると気持ちに焦りが出てきますよね。
何かやり残したことはないかと、勉強も四方八方にいってしまいがちですが、1週間前にやるべきことは決まっており、これを実行することで宅建試験本番での得点UPもまだまだ狙えます。
私が宅建試験を受けたのは7年も前のことですが、最後の最後まで諦めず勉強を続けて点数を3点伸ばすことができたのを覚えています。
全体をおさらいするのは2週間前学習で十分に行い、1週間前になると主に要点に絞った学習にしていくのです。
今回は宅建試験1週間前の過ごし方も含め、必ずやるべきことをご紹介していきます。
みなさんも数点UPできるよう良い1週間を過ごしていきましょう。
[stken1]この記事で学べること
体調管理は最後の1日まで気を抜かずに
勉強に時間を割きすぎて体調を崩さないようにしましょう。
重要なことは勉強だけでなく、体調管理も同じです。
自分が勉強してきたことを全て出し切って合格点に達しないのであれば、悔しいですが納得はできます。
ですが、体調の悪さが原因となり思ったように力を発揮できず不合格となってしまうと、悔やんでも悔やみきれません。
体調が悪かったからと言って特例で再試験を受けることができるわけもなく、また1年後の挑戦となってしまうのです。
宅建は1年に1度しかチャレンジできないことなので、最後まで気を抜かず自分の体に悪いことはしてはいけません。
試験本番で力を十分に発揮させるため、そして後悔しないためにも、普段と変わらない行動を取り不摂生な生活は避けるようにしましょう。
最後の1週間だけでも、以下のような点に気をつけるようにしてください。
・夜更かし
・深酒
・食事
・生活リズム
1週間と1年、どちらを取るかは考えなくても分かるはずです!
体調管理がどれほど大切かということをしっかり考えて、最後の1日まで気をつけて過ごしてください。
取れる点を見逃していないか確認
取れるはずの点を見逃してしまうことを避けるためにも、直前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
みなさんそれぞれの得意分野などがありますので一概には言えませんが、宅建には点の取りやすい分野があり、さらには満点を狙わなければならないものもあります。
それは、【宅建業法】と【税法・その他】です。
どうしてこの2つの分野が重要なのか、以下で詳しく解説します。
宅建業法
宅建業法は、50問中20問出題され全体の4割を占めています。
内容は実務に直結することが多く、全範囲からまんべんなく出題されそれほど難解な問題はないため、満点を狙いにいかなければならない分野となります。
勉強した分だけ結果として返ってくるのがこの分野の良いところです。
そのため宅建業法の中でまだ解くときに不安に思っていることや、間違ってそのままにしている問題があるのであれば、この1週間で全て無くし、自分が完璧だと思えるまでひたすら勉強しましょう。
税法・その他
税法・その他は50問中8問出題されます。
5問免除を含むため既に5点確保されている方がいるのも特徴的ですが、そうでなくても学習量が少なく済み得点に繋がりやすい分野なので、8点満点目指すようにしましょう。
極端なことを言えば、最後の1週間でも十分勉強して頭に入る量です。
特に税法・その他の中で【統計】という項目があるのですが、直前に確認して覚えるべき統計データ(毎年変わるため確認必須)がありますので、これを覚えて対策を取る時間を作るようにしましょう。
ここで覚えた統計データ(数字)は、試験当日にも確認できるようにノートに取るか、スマホですぐそのページを見られるようにしておきましょう。
試験が始まる直前にも確認できるようにしているのであれば、1週間前はその数字にこだわって覚えようとする必要はありません。
どのように問題が出るのか出題方法とあわせて覚えるようにしましょう。
統計は数字を覚えるだけで1点取れる、貴重な問題です。
宅建業法と税法・その他を完璧にすれば28点の得点になります。
残り1週間でこの点数を確実なものにしましょう!
法改正
分野は上記2つとは異なりますが、年度によってある法改正には注意を払っておかなければなりません。
「権利関係は捨てるから勉強しなくていいんだ」と思っている方も、他の問題とは別に考えてしっかり確認するようにしましょう。
法改正があった年には、高い確率でその内容の問題が出題されます。特に大きな改正がある場合には要チェックです。
他の問題でヤマを張るよりよほど確率が高く効果的なので、法改正の確認と対策をここでしっかり行うようにしましょう。
過去問で総復習
基本はテキストではなく、過去問で復習するようにしていきましょう。
全体を効率的に復習するには、過去問を解くのが一番早いです。
自分が解けない問題が多かった年代のものを解いたり、5~10年分を1周解いたりするのも良いでしょう。
過去問の使い方は人それぞれですが、オススメは毎日ランダムに1年分選んで試験同様に解き、解けなかった問題の復習をすることです。
そうすることで過去問にかける時間をそれほど多く取ることはなく、他の要点チェックも交えて気を重くせず弱点を潰す作業ができます。
1週間前となると、過去問の今まで間違えた問題だけに絞って復習を繰り返す方もいますが、そうすると得意と思っている問題も定着が薄れてしまうので、やはり全体的に解いていくのが良いかと思います。
できるだけ避けて頂きたい学習法は、予想模試をここから解き始めたり、新しい参考書を手に入れて勉強し始めたりすることです。
どちらも新しい知識を得るために良いことのように思えますが、新たに理解を深めなければならない問題が増えてしまいます。
さらに、点数が悪かったときや分からないことが多くなってしまうことで気持ちが沈んでしまいます。
1週間前にそのようなことはする必要はありません。良いコンディションのまま宅建試験に臨めるよう、学習量も調整していきましょう。
まとめ
以上、1週間前に必ずやるべきことについて解説してきました。
みなさんは以下の点をおさえて学習していきましょう。
・体調管理に気をつける
・宅建業法、税・その他分野の苦手を潰す
・統計、法改正の内容を確認
・過去問で総復習
・予想模試や新しい参考書には手をつけない
無駄なことや心配になるようなことはしない、ということを守って、上記以外にも自分に必要なことを考えてどんどん実行していきましょう。
泣いても笑っても本当にラスト1週間です。
この記事に書かれていることだけをやれば大丈夫、というわけではなく、みなさん1人ひとりがどのような状況なのかによってやるべきことが変わってきますので、あくまで参考程度にしてください。
今まで順調に学習スケジュールを立てて取り組んだ方は、特に詰め込んで勉強する必要はありません。
ですが上記のことは必ず行うようにしましょう。
とにかく当日の朝まで時間はありますので、後悔しないようにやりきってください!
私は陰ながら応援することしかできませんが、試験当日までみなさんが実力発揮できるように、そして天候などみなさんに悪影響が及ぶものがないように祈っています!
みなさんが努力していることは周りの人や家族、友人などが知っています。
自信をもって、残り1週間を乗り切ってください。
[stken2]