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「宅建試験なめてた」なめてかかると宅建合格は難しい!体験記を紹介

投稿日:2022年3月4日 更新日:

宅建は、様々な国家資格の中でも抜群に知名度を持っており、不動産業などですぐに仕事に繋げやすいことから受験者も多い資格です。

合格競争率も高く決してなめてかかる資格ではありません。そこで、この記事では宅建資格をなめていた受験経験者の方の話をご紹介します。

この方は、これまで難易度は宅建ほど高くないもののたくさんの資格を取得してきました。

ネットの記事を見ても「宅建は簡単!」「資格試験に慣れていれば合格できる!」「300時間勉強すればOK」と書いてあったので「まあ余裕で受かるでしょう〜」と完全に舐めきっていました。

しかし!結果は残念なことに、、

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「宅建試験をなめてた」受験体験記

この方は、令和2年に宅建試験を受験しました。

受験会場:東京大学

この方は自宅から近いこともあり、受験会場は東京大学にしました。

東京大学は古くて教室が隙間風ピューピューだったそうで、おすすめできないようです。(東京大学さま申し訳ございません。)

また校舎が広いので受験者が大量!細い道が混雑していて、教室にたどり着くまで大変。

教室も広いので受験用紙が配られるまで時間がかかったり、人が多いので雑音が多く、さらに雑音が教室に響き渡るなど気になってしまいました。

試験会場を選べるなら私立の中学か高校をおすすめします。

この方は、2回目の受験で私学の高校を選び、「校舎が綺麗」「教室も広すぎない」とてもいい環境だったそうです。

令和3年度の試験は試験会場の定員を通常より減らしているので、「幕張メッセ」や「ホテル」など変わった試験場もあったようですがこちらもおすすめできません。幕張メッセではアイドルの握手会、アニメのイベント、野球などカオスだったそうです

ホテルも照明が勉強向きではないので大変だったというコメントを見かけました。

なってしまった場合はしょうがないですが、選択できる場合は会場をきちんと選びましょう!

受験に必須な持ち物、服装、注意点!

ここからは、皆さんに事前に準備しておく良いことをお伝えします!

こちらは受験票の一部です。記載の持ち物は下の2つです。

  • 筆記用具(マークシート式なので鉛筆が好ましいでしょう)
  • 腕時計(AppleWatchなど通信できるものはNGです)

こちらに加えて、以下の2つを持っていきましょう!

  • ラムネ(直前までブドウ糖補給!)
  • ティッシュ

宅建の試験会場は最寄駅から離れていることが多いので、寒い中たくさん歩きます。宅建会場についた時には早めに食べた昼ごはんのエネルギーを消耗してしまいます。

なのでラムネ(ブドウ糖)は必須です!チョコレートよりも口への刺激があるラムネはおすすめです。

また試験会場は寒いので(特に学校)鼻水が出ます。ティッシュは必須です。

次に服装についてです。

試験会場が寒いことに加え、最近は換気のために窓を開けるのでとんでもなく寒いのです。

脱ぎ着ができるように重ね着していきましょう!本当に寒いので、着ていく上着とは別に、薄いダウンの用意をおすすめします。

また、雨の日は濡れた時に変えられる靴下とズボンを持っていきましょう。寒い教室で雨の中濡れた服を着たまま試験を受けるのは地獄です。

全く集中できません。

他に注意点としては令和3年の試験は感染症対策のため、事前に体温を計測、受験票に記入する必要がありました!次回の試験でも必要な可能性があります。忘れやすいので気をつけてください。

忘れると受付でもたつくことがあります。

この方の宅建試験の結果と感想

一回目の試験の自己採点結果は28点。合格発表を確認するまでもないひどい点数でした。

過去問では合格点を取れるまで勉強していたので、とてもショック。本試験は実際に受けてみるとすごく難しく、今まで模試以外は見たことがある問題を解いていたので「新しい問題を解くことってこんなに大変!?」ととても焦りました。

この方は、「私は宅建試験をなめていた」とここでようやく気がつきました。

「宅建は勉強しなくても合格できる!」という人の言葉の真実は?

この方のように宅建試験になめてかかる人が生まれてしまうのは、「宅建は勉強しなくても合格できる!」という人がいるからです。

 

「宅建は勉強しなくても合格できる!」と豪語している人は、下記の三種類の方がいます。

  1. 勉強したけれど、もし成果が出なかったら恥ずかしいから
  2. 勉強しなくでも出来るぜ、という姿を見せたいから
  3. 他者よりは勉強したけれど、自分は満足いくレベルではないから

どの人もちゃんと勉強してます。真に受けないように注意しましょう。

自分では気づかない!宅建試験をなめている人の特徴

宅建試験を舐めているつもりがなくても、潜在的に宅建試験を舐めている方もいます。

  • 「模試も合格ラインを越えて得点出来てます」
  • 「過去問はどの年も40点以上取れてます」
  • 「実務こなしてるんで、大丈夫です」
  • 「もう、何回も受けているんで大丈夫です」

こんな方ほど、危険です。「大丈夫!できるから」と舐めてたら痛い目にあいます。

「模試も合格ラインを越えて得点出来てます」

→余裕ぶっていると出来ていた問題も出来なくなります。

「過去問はどの年も40点以上取れてます」

→何回目で40年以上取れたのでしょうか。問題を覚えている可能性があります。

「実務こなしてるんで、大丈夫です」

→実務と試験は違います!

「もう、何回も受けているんで大丈夫です」

→大丈夫じゃないので何回も受けているのです。

このような人が試験終了後にいうことは、「いや〜、宅建ナメてましたわ」

試験終了後に気づくのでは遅いです。どきっとした方、今自分がなめていることに気づいた方、ラッキーです。

宅建はギリギリまで伸びる試験なので、油断せずに最後まで勉強して合格しましょう。

宅建試験はなぜなめてはいけないのか?難しいのか?

宅建試験がなめてはいけない理由は、宅建試験の特徴にもあらわれています。ここからは、宅建試験をなめてはいけない理由について解説します。

1.ひっかけ問題が多い

問題を解いているとわかりますが、ひっかけ問題が多いです。特に、民法や宅建法などの細かな違いを見分ける問題では、問題文を読んだり複数年分の過去問を解いていればいるほど引っかかりやすいです。

そのため、用語の暗記やパターンの暗記だけではなく、本質的な問題理解が欠かせません。さらに、テスト本番は時間がなくついつい焦って間違えてしまいます。

2.みんなができる問題は苦手分野でも絶対に落としてはいけない

「美術商の問題」など「これ宅建関係ある?」など、過去の知識をフル騒動しても解答にたどり着けない問題が1,2問出ます。

逆に考えるとこのような問題以外は全て正解する必要があります。

宅建で大事なことは「正解できる問題は絶対に落とさない」です。

苦手な分野があるからといって、その分野から出題された問題が難しい問題出なければ合格者は正解します。

苦手な分野を作らず、満遍なく最低ラインまで出来るようになることが大切です。

3.過去問を覚えるだけでは合格できない

過去問を覚えて解くだけでは正解できません。過去に私が受けた資格試験を振り返ると、過去問を丸暗記しちゃえばほとんど頭を使わなくても合格する資格が多くありました。

しかし同じ要領で過去問を覚えて解くだけでは正解できません。全く同じ問題はほとんどできません。

宅建試験を舐めていた人の体験記 まとめ

宅建の合格率は13〜17%前後を推移してます。毎年20万人が受けて、合格率15%で計算すると合格するのは3万人です。

同じ法律の試験である行政書士は10〜15%、司法書士の合格率3〜4%と考えると難易度が低いとですが、毎年17万人が落ちる国家資格を簡単とは思いませんよね。

宅建試験は広い勉強範囲を隅々まで理解して、考え方を自分に落とし込んでやっと戦える難しい試験です。他の資格試験では「なんとなく理解して暗記」で合格しますが、宅建はそうはいきません。油断したら簡単に不合格になってしまいます。

受験経験や実務経験があるからと言って舐めてかからずに、丁寧に勉強して本番を迎えるようにしましょう。

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