「宅建がオワコンだと耳にしたが、本当か知りたい」
「宅建がオワコンと言われる理由や宅建取得後のキャリアパスが知りたい」
上記のような悩みを抱えていませんか。
今回は現役宅建士の筆者が、宅建がオワコンと言われる理由や宅建取得後のキャリアパスなどを紹介します。
本記事を読むと、宅建の将来性をさまざまな視点から知ることができます。
宅建取得を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 宅建士の独占業務によって需要が高いので宅建士はオワコンではない!
- 宅建がオワコンと言われる理由は、毎年の宅建合格者が多いから
- 宅建を取得すると不動産で独立・開業も目指せる!
- 宅建を取得して副業に活かしている宅建士も多い
- 不動産業に興味のある方や難関資格取得を目指したい方は、スタケンを活用しよう!
この記事で学べること
【朗報】宅建はオワコンではありません!
結論から言うと、宅建はオワコンではありません。
なぜなら宅建士資格には、以下のような特徴があるからです。
- 不動産業で1つの事務所で5人につき1人以上の専任宅建士として活躍できるから
- 宅建士にしかできない独占業務もあるから
- 宅建士の合格率は15%前後と、取得できる人が少ないから
不動産業では、1つの事務所で5人につき1人以上宅建士でなくてはならないというルールがあります。そのため、宅建士を保有しているだけで希少性が高いので、企業から声をかけられる可能性が高まります。
また、「重要事項説明書への記名と押印」「重要事項説明書の内容の説明」「宅建業法37条書面への記名と押印」の3つは、宅建士の独占業務です。
宅建を取得すると、不動産業者として重要な業務をこなせるようになるため、年収が上がりやすいです。
近年、宅建試験の合格率は15%前後で推移しており、宅建試験は1年に1回なので、取得できる人数に限りがあります。取得できる人数が少なく、希少性が高いのも宅建の特徴です。
宅建士には上記3つの特徴があるので、オワコンではなく将来性のある資格と言えるでしょう。
宅建がオワコンと言われる2つの理由
宅建士は将来性のある資格ですが、なぜオワコンと言われているのでしょうか。
オワコンと言われている大きな理由として、以下2つが考えられます。
- 宅建士を取得している人多いから
- 宅建の知識が実務で使えるとは限らないから
1つずつ確認していきましょう。
宅建士を取得している人は多いから
宅建がオワコンと言われる理由の1つとして考えられるのは、宅建士を取得している人が多いことです。
宅建士を受験する人数は25万人前後で合格率は15%前後なので、毎年3万人前後の合格者が出ます。
受験する人数が多い分、毎年の合格者が多いのが原因で希少性の低い資格と考えられ「宅建士はオワコン」と言われる場合もあります。
宅建士の受験者数や合格者数などは、以下記事の「宅建の合格率・合格ラインの推移」という見出しをご覧ください。
宅建の知識が実務で使えるとは限らないから
宅建の知識が実務で使えるとは限らないのも、宅建がオワコンと考えられる理由の1つです。
宅建では、「宅建業法」や「権利関係」など、不動産業におけるルールや宅建士としての在り方などをメインで学びます。しかし、宅建業者に求められるのは、お客様と円滑なコミュニケーションが取れ、契約をバンバン決められる能力です。
新卒で宅建を取得した “勉強ができる優秀な人” でも、コミュニケーション能力が低く契約が決まらないのであれば、不動産業者としてあまり優秀ではないと言えるでしょう。
不動産会社で働く場合は、宅建士の取得よりもたくさん契約を取れるコミュニケーション能力が求められるのです。
宅建取得後のキャリアパス3つ
宅建取得後には、以下3つのキャリアパスがあります。
- 専任の宅建士として会社に勤める
- 不動産業を独立・開業する
- 副業で収入を増やす
上記を1つずつ確認していきましょう。
専任の宅建士として会社に務める
宅建を取得すると、不動産会社で専任の宅建士として活動できるようになるので、宅建士の独占業務をこなせるようになります。
先ほども紹介した通り、不動産業を運営する場合には、5人に1人宅建士である必要があります。そのため、宅建を取得していると通常より年収アップされる高待遇で採用されたり、月に数万円昇給されたりする場合もあるようです。
「会社でキャリアを積みたい」「安定しつつ年収をアップさせたい」と考えている方は、専任の宅建士として会社に勤めるキャリアパスがあります。
不動産業で独立・開業する
宅建を取得すると、不動産業で独立・開業をする難易度が下がります。
宅建の資格を持っていれば、自分自身が専任の宅建士として活動できるため、不動産業で独立・開業する際に宅建を取得している人を雇う必要がありません。
宅建士を雇うのはコストがかかってしまうので、自分自身が宅建士であると人件費を削減できます。
また、不動産業の独立・開業で失敗する主な原因として「顧客獲得に時間がかかる」「実務経験不足」「固定費の圧迫」などが挙げられます。不動産会社で人脈を作りつつ経験を積み、コツコツと貯金をすると、不動産業での独立の成功率が高まります。
難易度は高いですが、会社勤めよりもさらなる年収アップを目指したい方は、不動産業で独立・開業しましょう。
副業で収入を増やす
宅建士の資格を取得すると、以下の副業で稼げます。
- 宅建講師
- 独占業務の代行
- Webライター
宅建士を取得すると、宅建の効率的な勉強法を教えたり出題ポイントを解説したりする宅建講師として稼ぐことができます。
講師と言えば、教壇に立って授業をする予備校の先生を思い浮かべるかもしれませんが、現代ではYouTubeを活用して収益を得ている宅建YouTuberも増加しています。
現代では特に、インターネット上で情報を得たいと考えている方が多いため、YouTubeを活用すると宅建講師として働く以上に稼げる可能性があります。
宅建士が不足している不動産会社は少なくありません。そこで、宅建士が不動産会社に出向き、アルバイトとして重要事項の説明などの独占業務を行って稼ぐことも可能です。
ちなみに、Zoomなどを使いリモートで宅建士の独占業務を行う場合もあるので、リモートでこなせる仕事を見つければ会社に行かなくていいメリットもあります。
完全在宅の副業で稼ぎたい方は、宅建士の資格を活用したWebライターがおすすめです。
筆者は宅建士の資格を活用し、現在はフリーランスライターとして活動しています。宅建士の資格を保有しているとクライアントから一定の信頼を確保できるので、ライター単価が上がりやすく稼ぎやすいという特徴があります。
宅建士を取得するとキャリア拡大に繋がるので、取得するメリットは大きいです。
まとめ:宅建はキャリア拡大に繋がる国家資格
今回は、宅建がオワコンと言われる理由や宅建取得後のキャリアパスを紹介しましたが、いかがでしたか。
不動産業者は、一件数百万~数千万円の契約を取る必要があるので、高いコミュニケーション能力や営業力が求められます。
不動産業者として働く難易度が高く、宅建を取得していても契約を取れない業者が目立つことが原因で、「宅建を取得していても使えない」と考える方が多いです。
しかし実際は、宅建を活用したWebライターや講師、宅建YouTuberなどの働き方もあるので、宅建を活用できる場面は非常に多いです。
なお、宅建の取得はスタケンがおすすめです。スタケンを活用すると、低コストで宅建を取得するためのポイントを抑えられるので、宅建合格率がグッと高まります。
スタケンのサービス内容については「スタケン®のサービス内容|合格圏内を突破する勉強法も徹底解説」の記事で紹介しているので、宅建を活用してキャリアを拡大したい方は参考にしてください。
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