週刊住宅

公開日:2016年7月25日

第83回 自慢コンテストで成果発表

第83回 自慢コンテストで成果発表
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お酒付きで楽しく〝学ぶ〟

先月末に当社は、「自慢コンテスト」を実施した。

半期(半年)ごとにたてられる個人のミッションの達成者のなかで優秀な人7人にプレゼンをしてもらうのだ。

当社では、各個人に、半年で達成すべきミッションが与えられる。テーマは「成長」「改善」「日常」「マネジメント」の4つだ。自分を「成長」させることができる課題、業務を「改善」するためのアイデア、「日常」はたとえば営業なら実績そのもの、マネージャークラスには、「マネジメント」面での課題が与えられる。

 

係長以下のすべてのミッションの達成度を半年に一回、課長以上が1泊2日で合宿をして評価をする。そのなかでの優秀とされたものを、せっかくいいことをやったのだから、課長以上だけが知っているのはもったいない、全社員で共有しようと、自慢コンテストが始まった。

社員全員の投票(スマホで投票し、瞬時に集計)の結果、優勝トロフィーを戴いたのは、「ネットを通じたマーケティング戦略」を行った人だった。2位は「販売ツールをテンプレートを用いて合理化した」人。3位は「業務マニュアルを充実させ、生産性を上げた」人であった。

▲ イベントの様子

 

表彰された人は、皆から評価されて嬉しかったであろうし、聞いていた人も、ここまでやった人がいるのか、凄いなあと、刺激を受けることができる。

表彰状であるが、ちょっとコツがある。「額」までプレゼントするのだ。表彰状だけだと、どこかにやってしまうかもしれないが、額に入れれば大事にするし、家に持って帰って家族に見せたりして「自慢」しやすくなるのだ。「家族へのアピール」も大事ではないかと思う。

 

また当社では、自慢コンテストもそうだが、月1回の勉強会等のこうした社内イベントでは、「アルコール付き」にしている。会社からビールやワインやちょっとしたツマミが各人に振る舞われるのだ。

酔っ払ってはいけないが、アルコールが入ることによって、リラックスできるし、普通はなかなか言い難いことも思い切って言えたりして、大いに盛り上がる。

▲ 自慢コンテストの受賞者

 

これは、東京大学の中原淳先生が実践、提唱しているやり方で「ラーニング・バー」という。大人の「学び」とは、本来楽しいものだ、という理念のものに行われている。写真で、表彰状で顔を隠しているのは、顔が真っ赤だからである(笑)。

 

ちなみに、社長である私の最初の挨拶はビールを持って「乾杯!」であった、いや、そのときは、外国人留学生が見学に来ていたので、「Cheers!」とやった、ちょっとだけウケた。

(筆:藤澤雅義/週刊住宅2016.07.25 掲載)


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