週刊住宅

公開日:2016年12月19日

第103回 社員の自慢コンテスト

第103回 社員の自慢コンテスト
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楽しむ姿勢で仕事に誇り

自分の提案や実績が評価されて喜ばない人はいないだろう。当社では、定期的に社員全員に提案のチャンスを与えて、年齢、勤務年数に関係なく皆に客観的にかつ公平に評価される仕組みを作っている。

評価はスマホでの投票で行い、あっという間に集計、結論がでる。また、私は今回たまたま遠くにいて、ネットにて見学と、最後の講評を行った。便利になったものだ。(藤澤雅義)

 

離職における大きな原因の一つに、「モチベーションを維持できない」ことがある。賃貸管理業は、社員の大半が営業職以外であるから、営業社員以外のモチベーションをいかに高めるのかが、離職率を減らす鍵ともなる。

 

営業という職種は「売上げを作った=成績優秀者」というのはわかるが、それ以外の事務職やメンテナンス担当、クレーム対応担当などの社員は、目に見える成果を表現しにくいし評価もされづらい。管理の仕事は、部署によりそれぞれの業務の性質が異なるため、自分の仕事以外の全貌が見えにくく、他者がどんなに良い仕事をしても、なかなか関心が向きにくいのである。

そこで当社では「自慢コンテスト」というイベントを取り入れている。

「実績部門」と「改善アイデア部門」の2つの部門があり、半期に一度、自分の行った実績やアイデアを社員全員の前で「自慢」するのである。実績部門では、半期の実績(業務改善や新しい仕組みなど)において、評価会議の中で特に点数が高かったものをノミネート作品としている。

 

 

今回のノミネート作品は、オーナー提案をする部署による「空室対策100選」、売買仲介部署による「半期で〇〇千万円売上を作った方法」、新卒社員向けの「基礎知識テスト」などが上げられた。

またアイデア部門では、「社員の誕生日休暇制度」、「社員全員が不動産オーナーになり当事者意識を持つ」、「月に一度、社内Barを開いて社員のコミュニケーションの場を作る」などが上げられた。

これらのイベントを通じて、普段お互いに知らない仕事内容を知ることができ、知識共有も図れる。また、プレゼンターの新たなる一面を見られたりで大いに盛り上がる。

 

このイベントは、強制的にやらされているものではなく、むしろ社員が自ら考え、プレゼンを行い、楽しむ姿勢を持っており、社内コミュニケーションの場にもなっている。どんな仕事でも楽しむ姿勢を持つことで、それぞれの仕事に誇りを持つことができ、各々のモチベーションに繋がっていくのである。

 

このイベントで「不思議なくらいテンションが高い」スタッフの笑顔を見て、手前味噌ではあるが『本当に良い会社になったな』と実感した。

(筆:今井基次/週刊住宅2016.12.19-26 掲載)


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