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カーブアピールへの投資。住まいのこだわり調査から見えてくる賃貸住宅の「隠れ入居者ニーズ」とは

2022.03.04
  • ニュースにヒトコト

    引越しにおける住まいのこだわり、調査結果が発表

    上位は間取り・駅距離・静かさ、コロナ禍のニーズ反映

    テクノロジーで不動産の賃貸取引をなめらかにするイタンジ株式会社は、スマートフォン上でお部屋探し、内見予約、入居申込みまでが完結する、セルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO(オヘヤゴー)」のTwitterアカウントのフォロワー1,029人に対し実施した、引越しにおける住まいのこだわりに関する意識調査の結果を発表した。

    健美家2022年2月19日掲載記事より抜粋)

    注目は「引越し後に重要ではなかったと思う」住まいの条件

    皆さんこんにちは。コンサルタントの金井です。

    引越しシーズン真っ盛り! 今年の繁忙期は皆さんいかがでしょうか。

    コロナ禍の影響が続く中、一昨年、昨年よりも動きが活発化しているという声もちらほら聞こえます。長らく空室だったお部屋も、ぜひこの繁忙期に決め切りたいところですね。

     

    先日、イタンジ株式会社が《引越しにおける住まいのこだわりに関する意識調査》を実施し、そのアンケート結果が公開されました。

    引っ越しの際に重要視する条件としては、「間取り」「広さ」「静かさ」などが上位にランクインしています。コロナ禍による在宅需要の広がりによって、テレワークやオンライン授業でも快適に過ごせるお部屋を求める声が多く上がるようになりました。

    そうしたニーズを反映したこちらの結果については、賃貸管理に携わる皆さんなら納得、というより「まぁそうなるよね」という感想を持つ方が多いと思います。

    ただ、今回私が注目したのは、引越しの際に重要視する条件ではなく、「引越し後に、実はそれほど重要ではなかった」と思う住まいの条件です。結果は以下のとおりとなっています。

    ※出典:イタンジ株式会社

     

    重要ではなかったと回答した方が多かったのは、「築年数」「建物の外観」で全体の1割を超えています。築年数が古くても、あるいは外観が古臭くても、「室内の条件が充実していればそれほど問題はない」ということでしょうか。

    確かに、昨今は実需売買においても築古マンションのリノベーション物件は人気であり、重要なのは中身(専有部)という価値観は世間に普及してきている実感があります。

    そして、そういった観点からみれば今回の調査結果は、変更できない築年数や眺望はともかく、外観を重要ではなかったと感じる方が多い以上、まず手を入れるべきは「外観」ではなく「室内」だと考える根拠としても使えそうです。

    ですが…、本当に外観は後回しでいいのでしょうか?

    「重要ではなかった」は「重要だった」の裏返し?

    引っかかるのは「引越し後に重要でなかったと思った」という、その感覚です。このような感覚は、部屋探しのどこかで「重要だと思った瞬間」がない限り、言葉として出てこないと思いませんか?

    例えば、こうです。

    • どうしても追いだき機能が欲しい! ⇒ 一人暮らしでは重要ではなかった
    • どうしても3口コンロがいい! ⇒ たいして料理しないし重要ではなかった
    • どうしても新築に住みたい! ⇒ リノベしてあるなら築年数は重要ではなかった

    このようないきさつがないと「重要ではなかった」とは思わないはずです。

    だとしたら、次の○○には何が入るでしょう?

    • 「○○○○○○!」 ⇒ 外観はそれほど重要ではなかった

    いかがですか?

    外観が重要ではなかった、ということは、裏を返せば、部屋探しの際は「外観をある程度重要視していた」ということではないでしょうか。重要視どころか、もしかしたらその成約の決め手が外観だった人だっていたかもしれません。そして、その数は全体の12%と集計されています。

    これって無視できない数の数字ではないでしょうか。

    外観が部屋探しの意思決定に少なからず影響を与えるのであれば、空室対策の一環として、外観への投資をオーナー様に提案してみる価値もあるはずです。

    カーブアピール(建物の外観の第一印象のこと)がおしゃれで好印象なものであれば、成約率を上げることもできるのです。

    外観のイメージチェンジ、提案は修繕のタイミングで

    外観への投資提案といっても、難しく考える必要はありません。

    一番提案をしやすいのは、10〜15年程度の周期で実施することが多い外壁塗装のタイミングでしょう。

    高圧洗浄とセットで行うことや足場を組む必要があるため全体の費用としては高額になりがちですが、どうせ塗り替えるのであれば、入居希望者の琴線に触れるようなアクセントを入れたり流行りの配色にしたりといった提案をしてみましょう。築年数の経過によって古くさくなってしまったイメージが生まれ変わり、まるで新築のような印象を与えることも可能です。

    弊社施工例(before)

    弊社施工例(after)

    弊社外壁塗装例(before)

    弊社外壁塗装例(after)

    住んでみたら意外と気にならなくても、部屋探しの際には新築・築浅に住みたい、かっこいい物件・見栄えのいい物件に住みたいというこだわりを持っている方も多いはず。

    アクセントクロスを入れたりホームステージングをしたりと、内観の見た目に拘った空室対策を行うのと同じように、ぜひ外観の印象アップ提案についても検討してみてください。

     

    外観にこだわった弊社プロデュース物件

     

    また、新築の企画をする際にこそ、外観にこだわったプランニングをしましょう。

    物件の格を上げ他の競合物件と差別化を図れれば、相場よりも高い家賃で決まったり、築年数の経過による家賃の下落防止に繋がったりするなど多くのメリットが得られます。きっと長期的なオーナーの安定経営実現に大きく役立つでしょう。

    今回のヒトコトはこの人・・・

    • 金井 俊樹
      コンサルティング事業部
      プロフィール:

      新卒として何も知らないまま飛び込んだ不動産業界でしたが、これまで多くの経験をさせていただいたこともあり、今となってはこの業界で仕事ができる楽しさを日々感じています。

      ひとつひとつの出会いを大切に、これからも多くの皆様のお役に立てるよう精進して参ります!

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