「宅建はいつから勉強するべき?」
「宅建はいつから勉強すれば合格しやすいの?」
上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。宅建試験に落ちてしまう原因の1つに、勉強時間の不足が挙げられるため、いつから勉強を始めるかで合格に大きく影響します。
そこで今回は、始める時期ごとに必要な1日の勉強時間や、科目ごとの時間配分について詳しく解説します。宅建をいつから勉強するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 宅建は4月から勉強を始めるのが良いが、2・3月から手を付けるとさらに合格しやすくなる!
- 宅建勉強を4月から始める場合、1日2時間が目安
- 宅建試験の時間配分は、権利関係90時間、宅建業法90時間、法令上の制限80時間、税・その他20時間、免税科目20時間!
- 宅建の勉強はできるだけ早く始め、継続することが命!
- 宅建の勉強を習慣化できない方は、勉強の継続に特化しているスタケンで勉強しよう!
この記事で学べること
宅建はいつから勉強するべき?
宅建に合格するための勉強時間は、元々持っている知識や経験によって大きく変化しますが、初学者の方は平均500時間勉強しているといわれています。
一方、合格者の中で勉強する時間が少ない方は100時間程度で合格しているため、平均すると200〜300時間ほどが目安です。
宅建士の試験は10月に行われるため、ご自身が1日に勉強できる時間を換算していつから始めるべきか判断しましょう。
例えば、試験当日までの総勉強時間を300時間とした場合、毎日2時間勉強に取り組める方は5月からスタートすると目安の300時間に到達します。
ただし、300時間以上かかるケースやスケジュール通りに勉強時間が確保できない可能性があるため、できるだけ早く勉強を始めておくことをおすすめします。
通信講座を利用すると勉強の質が上がり、必要勉強時間を短縮できるので、少ない勉強時間で合格を勝ち取りたい方は通信講座の受講をおすすめします。
なお、2023年度の試験日は、2023年10月16日(日)となっており、申し込み締め切りは2023年7月末までです。
受験を検討している方は、申し込み締切日までに受験するか決めましょう。
宅建はいつから勉強するべき?時期ごとに必要な1日の勉強時間
宅建に合格するには、平均200〜300時間の勉強が必要といわれているため、始める時期によって1日に必要な勉強時間が異なります。
ご自身の生活習慣と照らし合わせ、宅建はいつから勉強するべきなのか判断しましょう。
1年前から始める場合
1年前から勉強を始める場合、以下表の通り1日に必要な勉強時間をかなり抑えられる点がメリットです。
平日は245日・休日は120日の計算で1日に必要な勉強時間の目安を作成しました。
総勉強時間 | 平日 | 休日 |
200時間 | 30分 | 45分 |
300時間 | 45分 | 1時間 |
400時間 | 1時間 | 1時間30分 |
1年間コツコツ勉強を続けると、平日・休日ともに1日あたりの勉強時間をかなり抑えられるため、忙しい方でも宅建合格を目指すことが可能です。
時間的にも余裕があるため、合格の確率が格段に高まる400時間以上の勉強を目指しましょう。
おすすめの勉強スケジュール
▼1〜3ヶ月:スタート期
勉強を始めたばかりのスタート期は、とにかくテキストを読んで知識をインプットしましょう。
スタート期の勉強効率を高めるコツは、インプットだけでなく、問題練習を行なってアウトプットの機会を作ることです。
▼4〜9ヶ月:中期
スタート期の3ヶ月間を乗り切った方は、半年間過去問を使って知識の穴埋めを行います。
アウトプット学習に重点を置き、苦手な分野や覚えていない科目を分析し、足りない知識を補充していきましょう。
▼10〜12ヶ月:直前期
試験直前期は、過去問練習を繰り返し行い、模試などを活用しながら自分の実力を測定しましょう。
1年前から始めている方は、直前期の時間が3ヶ月もあるため、現状の実力に合わせて勉強時間を調整できます。
ただし、既に合格点に達しているからといって油断せず、最後まで勉強を続ける必要があります。
直前期の勉強のコツは、1問ごとに解答時間を設け、実践形式で学習を進めることです。
2時間で50問解答できるスピード感を身体で覚え、本番までのラストスパートを乗り切りましょう。
半年前から始める場合
半年前から勉強を始める場合、以下表の通り1年に比べて1日あたりの勉強時間は増えるものの、比較的余裕を持ちながら合格を目指せます。
4〜9月の半年間、平日120日・休日60日として勉強目安を作成しました。
総勉強時間 | 平日 | 休日 |
200時間 | 1時間 | 1時間20分 |
300時間 | 1時間30分 | 2時間 |
400時間 | 2時間 | 2時間40分 |
半年前から勉強を始める場合、無理のない範囲で学習を進められるため、日常生活と両立しながら宅建合格を目指せます。
初学者の方は400時間勉強を目指し、毎日2時間以上は机に向かう習慣をつけましょう。
おすすめの勉強スケジュール
▼1〜2ヶ月:スタート期
1年前から勉強を始める方と同じように、スタート期の2ヶ月間は知識のインプットに時間を使いましょう。
アウトプットの問題練習は、時間を要する四択一式の過去問よりも、スムーズに進められる一問一答形式の問題集の方が効率良く勉強できます。
特に、400時間勉強を目標にしている初学者の方は、平日のスキマ時間にどれだけ効率良く学習を進められるかが重要です。
▼3〜4ヶ月:中期
1年前から勉強を始める方と同じように、過去問を使って知識の穴埋めを行います。
ただし、スタート期に一問一答形式ばかり行なっていたため、試験を想定して四択一式問題にも慣れておく必要があります。
スタート期の期間が短いため、インプット不足の分野がある可能性が高いですが、インプットばかりの勉強には戻らないように注意しましょう。
宅建試験は、過去問の類題から出題される傾向にあるため、インプットばかりしても合格できません。
中期の間はとにかく過去問を中心に進めていき、問題を理解した上で解答を出せるようにしておきましょう。
▼5〜6ヶ月:直前期
試験までの2ヶ月間は、「実践形式で問題を解くこと」を意識し、本番を想定した学習を中心に行いましょう。
模試を活用して自分の実力を測り、苦手な分野を徹底的に潰していきましょう。
直前期の間に、素早く正確に解答できる力を養うと、本試験でも実力を最大限発揮できます。
3ヶ月前から始める場合
3ヶ月前から勉強を始める場合、以下表の通り1日あたりの勉強時間がかなり多いため、社会人の方には厳しいスケジュールになりそうです。
7〜9月の3ヶ月間、平日60日・休日30日として勉強時間の目安を作成しました。
総勉強時間 | 平日 | 休日 |
200時間 | 1時間30分 | 3時間40分 |
300時間 | 2時間 | 6時間 |
400時間 | 3時間 | 7時間20分 |
3ヶ月前から勉強を始める場合、平日・休日共にかなり勉強に時間を割かないといけないため、プライベートとの両立が難しくなります。
特に、社会人の方は3ヶ月の間仕事と宅建の勉強以外に割ける時間がなく、ストレスに感じてしまいます。
メンタル的に息抜きの時間が必要な方は、休日に行う勉強時間を平日に配分し、休日の夜だけでも息抜きに使える時間を確保しましょう。
また、3ヶ月前に宅建の勉強を始める方は、勉強方法を効率化して200時間で合格を目指すと時間的に余裕が生まれます。
社会人の方で平日2時間、休日6時間以上勉強するのは現実的に厳しいため、3ヶ月合格を目指すなら勉強方法を効率化しましょう。
直前期から独学で宅建合格するのは難しいため、スタケンの受講をおすすめします。
スタケンのサービス内容については「スタケン®のサービス内容|合格圏内を突破する勉強法も徹底解説」の記事で紹介しているので、合格を勝ち取りたい方はぜひご覧ください。
おすすめの勉強スケジュール
▼1〜1ヶ月半:スタート期
1年前や半年前から勉強している方と同じように、最初の1ヶ月半はテキストを読んでインプット中心で進めていきましょう。
ただし、1年前や半年前から勉強を始めた方より期間が短いため、暗記科目を中心に進めるなどの工夫が必要です。
また、通勤時間やお昼休憩の時間を暗記に使うと、中期〜直前期が楽になります。
とにかく効率重視で得点を稼げる分野を中心に勉強し、少しでも合格率が高まるように意識しましょう。
▼1ヶ月半〜3ヶ月:直前期
1ヶ月半インプットを中心に行うと、試験1ヶ月半前となるので直前期に入ります。
3ヶ月で合格を目指す方は、実践形式を意識しながら過去問を解きまくりましょう。
過去問を導入したタイミングから、2時間以内で50問解く感覚を養うことを意識し、試験本番に備えましょう。
勉強時間に余裕が生まれた方は、現状の実力を測るために模試を活用すると、宅建合格に近づきます。
また、直前期で行う過去問は出題頻度が高い問題を中心に行い、出題頻度が低い問題の優先順位を落とす方法がおすすめです。
3ヶ月で合格はかなり難易度が高いので、不合格になったとしても落胆せず、3ヶ月プライベートを犠牲にした自分を褒めましょう。
宅建はいつから勉強するべき?科目ごとの時間配分
宅建はいつから勉強を始めるかで合格率が変化しますが、科目ごとの時間配分も合格に影響する大事な要素です。
この項目では、総勉強時間300時間で計算した科目ごとの時間配分を解説します。
①権利関係|90時間
権利関係の問題は、毎年試験問題の約25%を占めており、宅建初学者の方は苦戦しやすい科目の1つです。
出題形式のバリエーションは豊富に存在し、暗記のみでは本番試験の問題を解けないため、正確に内容を理解する必要があります。
また、問題文が長く本試験でも時間が取られやすい科目なので、過去問を繰り返し解いて出題形式に慣れることが重要です。
法律の規定・裁判の判決文・複数の登場人物など、様々なパターンの出題に触れて経験値を貯めましょう。
②宅建業法|90時間
宅建業法は、毎年試験問題の約40%を占めているため、宅建試験合格の鍵を握る科目です。
権利関係に比べて出題範囲は狭いですが、狭い分正確な暗記が求められます。
本試験では、過去問に掲載されたものに変化を加えて出題される傾向が多いので、過去問を繰り返し解いておけば得点源になるはずです。
ただし、過去問の量がほかの科目に比べて多いため、勉強時間を多めに確保しておく必要があるでしょう。
③法令上の制限|80時間
法令上の制限は、毎年試験問題の約15%を占めており、数字などの暗記が多い科目です。
主に街づくりに関する法律問題が出題されるため、地域ごとの特徴を把握しながら必要な基準や許可を把握する「都市計画と結びつける勉強法」が効果的です。
また、法令上の制限は専門用語が多く登場しており、専門用語の暗記からスタートします。
ただ暗記するだけではなく、専門用語の意味を理解した上で都市計画と結びつけると、効率良く勉強を進められるでしょう。
④税・その他|20時間
税・その他の科目は、毎年3問出題される科目です。
税・その他で得点を得るには、専門用語を覚えることが鍵になります。
専門用語の解説を読んでも専門用語が書かれているケースが多いため、1つずつ専門用語を正確に暗記していきましょう。
⑤免除科目|20時間
免除科目は、「宅地建物取引業法施行規則第8条の1号」と「第5号」に記載されている内容から5問出題されます。
出題される5問のうち、1問は必ず毎年発表される統計資料から出題されるため、必ず確認しておきましょう。
また、免除科目は事前に「登録講習」を受講して合格すると免除されます。
試験問題の数が50問から45問になり、試験時間は10分短縮されます。
ただし、登録講習には2万円かかり、宅地建物取引業に従事している方(宅地業従業者証明をお持ちの方)のみが受講可能です。
宅建の勉強はできるだけ早く始めよう
宅建の勉強は、早く始めた方が勉強時間に余裕ができるため、精神的にも肉体的にも楽になります。
しかし、受けるか悩み抜いた末、7月の申し込み期限から勉強を始める方も少なくありません。
7月から勉強を始めた方に残された期間は3ヶ月なので、上記でご紹介したおすすめの勉強スケジュールを参考に頑張りましょう。
スタケンの通信講座では、受講者が本番試験を攻略できるように様々なサービスを提供しています。
試験までの期間が短く焦っている方や、効率的に勉強して宅建合格を目指したい方は、スタケンを利用してみてはいかがでしょうか。
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