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【宅建試験2022合格発表】気になる合格点は36点?

投稿日:2022年11月19日 更新日:

2022年11月22日(火)、ついに2022年(令和4年度)宅建試験の合格発表が行われます宅建試験が10月16日(日)に行われてから1ヶ月弱経ち、ソワソワと楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2022年宅建試験の合格ライン合格率、試験内容について解説していきます。合格発表の確認方法や合格して宅建資格を交付してもらう方法についてもまとめています。ぜひ最後までご一読ください。※2022.11/22 更新

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2022年宅建試験の合格ラインは36点!

YouTubeで発表の様子を配信中

2022年実施分の合格点は35点前後ではないかと予想していましたが、結果は…36点
昨年は10月・12月ともに34点となっており例年に比べて高い傾向にあり、今年の宅建試験は例年よりもさらに高い36点が合格点となりました。

2022年宅建試験の合格者数・合格率は?

申込者数 283,856人
受験者数 226,022人(受験率79.6%)
合格者数 36,525人
合格率 17%
合格点 36点

2022年の宅建受験者数226,022人うち、合格者数は36,525人、合格率は17%ととなりました。

受験者数は昨年よりも約1.07倍増えていたこともあり、ほぼ横ばいとなっており宅建人気の継続が伺えます。

対策本や通信講座だけではなくYou Tubeなど様々な対策方法が出てくる中で、合格するハードルも徐々に上がっていることが考えられます。

★★★昨年記事★★★

【宅建試験2021合格発表】10月は34点!12月の合格点は34点?

2022年度宅建試験の総評・難易度

2022年は例年よりも難易度が上がっており、各分野で暗記だけではなく応用力の必要な問題が多い印象となりました。

特に権利関係法令上の制限が難しい問題が多く、問3「制限行為能力者」や問4「年齢を理由とする後見人の欠格事由」、問9「辞任」など初めての出題内容や細かい知識からの出題が増えています。

一方で、問2「相続」などの基本的な問題もあったため、落としてはいけない問題を対策できたかが重要になります。

したがって点が稼げる宅建業法や法令制限に関する問いでどれだけカバーできたか、が合格を左右する結果となっています。

実施年度 合格者数 合格率 合格点
2015 33,670 15.40% 31
2016 30,028 15.40% 35
2017 30,589 15.60% 35
2018 32,644 15.60% 37
2019 33,360 17.00% 35
2020/10 29,728 17.60% 38
2020/12 4,609 13.10% 36
2021/10 37,579 17.90% 34
2021/12 3,892 15.60% 34

2022年宅建試験の結果を確認する3つの方法

合格発表の結果を確認するには以下の3つの方法があります。

・ホームページで確認
・郵送される合格証書で確認
・指定の場所で確認

それぞれ解説していきます。

ホームページで確認

一番簡単な方法は、不動産適正取引推進機構のホームページで確認することです。朝通勤しながらや、会社に着いてから、仕事の合間など一瞬で合否がわかります。

具体的には以下のとおりです。

  1. 上記ホームページの合格発表のページへ飛ぶ
  2. ご自身が受験した試験地の都道府県名を選ぶ
  3. 受験番号の上4桁が表示される
  4. 該当する番号をクリックする

そうすると合格者の番号が並んで表示されます。ここから自分の番号を探していくことになります。

郵送される合格証書で確認

合格者には、合格証書が郵送されます。合格発表の日からそれほど日が経つことなく届くので、合格証書を待って結果を知る、という方法もあります。

ただし、不合格の場合には通知がありません。

合格の場合は良いですが、不合格の場合は確証を得られるものがないため、結局はホームページを確認したり問合せをしたりと違う方法で確認することになるでしょう。

こちらの方法は、合格か不合格かを確実に知る方法ではありませんのでご注意ください。

指定の場所で確認

これまでは、受験地が東京の場合には都庁で、大阪府の場合には大阪府庁大阪府宅地建物取引士センター等にて合格受験番号が掲示されましたが今年から掲示は行わないようです。

2022年宅建試験の結果の開示内容

宅建試験の場合、点数などは個人情報のため受験者の氏名や点数が開示されません。

ネットでは合格者番号以外に情報はなく、合格者には合格発表日当日もしくは近日中に合格証書が郵送で送られてきます。不合格の場合には通知は特にありません。

“どうしても自分の点数を確認したい!”

その場合には個人情報開示請求をすることで、自分の解答のコピーを送ってもらい得点を知ることができます。ただし、こちらの手続きには数千円程度の費用が発生します。

手間はかかりますが、次の試験の対策や自身の結果の振り返りを正確にしたい場合には、おすすめです。

2022年宅建試験合格発表後の流れ

宅建試験後の流れは【合格】【不合格】によって異なります。

【合格者の場合】宅建合格後の流れ

宅建試験に合格したあとの流れは以下になります。

  1. 宅地建物取引士資格の登録
  2. 取引証の交付
  3. 登録実務講習(実務経験が2年未満の場合)

宅建試験に合格された方は、そのままにしていては「宅地建物取引士資格試験合格者」のままで「宅地建物取引士」になることはできません。

「宅地建物取引士」になるためには、取引証の交付が必要です。取引士証を交付してもらうためには、合格後1年以内に宅地建物取引士資格の登録を行わなければなりません。

また、実務経験が2年未満の方は「登録実務講習」を受ける必要がありますので、合格後はできるだけ早めに手続きして講習を受けるようにしましょう。

仮に1年以内に資格登録ができなかった場合は、登録実務講習の他に「法定講習」を受けなければなりません。

面倒に感じて手続きを後回しにしてしまうと、追加でどんどん費用や手間がかかってきますのでご注意ください。

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【宅建不合格の場合】宅建試験の勉強を振り返る

宅建試験は受験回数に制限がありません。そのため、何回でも受験することができます。

ただし、宅建の合格に必要な勉強時間は、約200~300時間です。

単純に1日2時間程度時間が取れると考えた場合、100日〜150日程度必要となるため、3ヶ月〜半年程度勉強に当てることになります。

様々な勉強方法がありますが。スケジュール作成やそもそも勉強法が合っていたのかなど次に活かすべきポイントは様々です。

独学でのモチベーションがあっても、「必要な教材」や「体系的で効果的な勉強方法」になると、その道のプロから力を借りたいところ。

そこでオススメしたいのが、スタケン宅建講座

通信講座なので圧倒的な演習量やハイレベルの授業を受けることができます。

さらに宅建に特化している通信講座としては業界最安級となっています。

「独学でやるのは不安・でも大手の通信講座は高くてできない…」という方には心強い味方になるはずです。

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2023年の試験はさらに難しくなる?

試験問題の難易度が上がる可能性はそれほど高くありません。年々難しくなっているものの、急激に上がることは稀です。

例年どおり難しい箇所と平易な箇所でバランスが取られるだろうと予想されます。

得点を取りやすい「宅建業法・法令上の制限」はほぼ満点少なくとも9割、例年難易度が高い「権利関係」は得意分野の確保が必要です。

分野 出題数 目標点
権利関係 14問 7~8点
宅建業法 20問 18点~20点
法令上の制限 8問 5点
税・その他 8問(うち5問免除科目) 7~8点

各予備校で「2022年宅建試験の難易度は高かった」と言われますが、2022年の合格ライン自体はそこまで下がっていません。

そのため、出題される問題の平均的な難易度は大きく変わらず、正解すべき問題と答えられなくても仕方ない問題がはっきりと分かれることが予測されます。

基礎知識や演習問題だけではなく、模試や過去問などより試験全体の中で判断する経験が重要となるため、今までよりも得点目標を高く設定して学習していく必要がありそうです。

まとめ

この記事では、2022年宅建試験の合格点についてまとめました。

今後、合格者の方には、交付証の申請など宅建士として活躍するための流れがあります。

最後まで申請や登録を忘れずに進めましょう。

もし、宅建の勉強方法に不安がある方や、これからのスケジュールに悩んでいる方は、ぜひスタケンの利用を始めてみてください。

2022年の宅建受験、本当にお疲れ様でした。スタケンブログ編集部はみなさまのご活躍をお祈りしております。

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