今年の宅建試験の概要が発表されましたが、みなさんはもうチェックしましたか?
昨年は新型コロナ感染症対策で、初の試験が2回に分けられるという事態が発生しました。
初めてのことで、驚かれた方もたくさんいらっしゃるかと思います。
急なことで、12月試験の受験者は「思うように力を発揮できなかった…」など後悔されている方も少なくないのではないでしょうか。
前回、混乱があり実力を発揮できなかった方も、今年の試験概要をしっかり把握してリベンジしましょう!
では今年は例年どおりに戻るのか、昨年と引き続きの実施内容になるのか、また申込み方法など詳細にご説明していきます。
[stken1]この記事で学べること
気になる宅建試験日は!?
今年度も、一部の試験地(都道府県)において、10月だけでは試験会場が不足することが予想されます。このため、試験地ごとに、受験申込者数が10月の試験会場の受験可能人員を上回った場合には、10月17日(日)と12月19日(日)に分けて試験を実施いたします。
今年も昨年同様、10月と12月の2回に分けた試験実施になるようです。
10月は例年どおり3週目の日曜日ですが、今回12月は昨年実施日より1週間早まりましたね!
年末ギリギリまで勉強のことなんて考えたくないので、これは少し嬉しい情報です。
では、自分の試験日が10月・12月どちらになるのか分かるのはいつ?
10月試験の指定を受けた方へ、試験会場通知(10月試験会場の案内図等を記載したはがき)を8月25日までに発送します。
12月試験の指定を受けた方へ、12月試験の通知(12月試験の指定を受けた旨を記載したはがき)を8月25日までに発送します。
8月25日までに通知が届くということは、ほとんどの方が既に勉強を進めている期間ですよね。
どちらの試験日になっても焦らなくていいように、あらかじめ9月からの学習スケジュールを「10月実施用」と「12月実施用」の2パターン用意しておくと良いでしょう。
申込み・スケジュール
①申込み期間
(1)インターネット申込み
令和3年7月1日(木)9時30分から7月18日(日)21時59分まで
⚠「登録講習」受講者の方は要注意!
インターネット申込みは郵送申し込みよりも受付期間が短くなっています。
7月に入ってすぐに申込みをしようと思っても、いま受講中の方や7月に修了試験が行われる登録講習修了者の方は、試験申込開始日までに登録講習を修了したことのデータが反映されないため、インターネットからの申込みはできません。
もし間違えてインターネットから申込みをしてしまうと、一般受験者となり50問の試験を受けることになってしまいます。
その後の変更は一切受付けておりませんので、くれぐれもご注意ください。
(2)郵送申込み
試験案内配布期間:令和3年7月1日(木)から7月30日(金)まで
申込み受付期間:令和3年7月1日(木)から7月30日(金)まで
※当日消印有効
②受験手数料
7,000円
③受験票発送日
10月試験受験者:令和3年9月28日(火)
12月試験受験者:令和3年11月30日(火)
④試験日
10月試験受験者:令和3年10月17日(日)13時から15時まで(2時間)
12月試験受験者:令和3年12月19日(日)13時から15時まで(2時間)
いずれの試験日も登録講習修了者は、13時10分から15時まで(1時間50分)。
⑤合格発表
10月試験受験者:令和3年12月1日(水)
12月試験受験者:令和4年2月9日(水)
10月と12月どちらで受験するべき?
今後もコロナ対策として、もしくはこれが習慣化して試験実施日が分かれることが続いていくことになったとしたら、当然どちらで受験するのが良いのか、みなさん考えますよね。
Q 10月の試験と12月の試験では、試験問題は異なるのですか? 試験問題が異なるとすれば、合格ラインはどうなるのですか?
A 試験問題は異なります。10月の試験と12月の試験の合格ラインは、実質的に同レベルとなるように設定します。
昨年、一般財団法人不動産適正取引推進機構のQ&Aには、このように記載されていました。
こちらを参考にする限り、どちらで受験するのが有利かというのはありません。
そこで差が出ないように出題側もバランスを取っているからです。
「12月の方が長く勉強できて有利では?」と思う方もいらっしゃいますが、昨年の宅建試験の結果は以下のようになっていました。
試験問題も異なり、実質的に同レベルになるように設定されていたにも関わらず、10月と12月の合格率には大きく開きがありました。
12月の方が有利であると仮定して猛者が集中するとなると、全体的に点が伸びるはずなので合格基準点も上がるのですが、10月の方が高かったのです。
というか10月は合格基準点が高すぎましたね…!
12月も36点なので結構高い方ではあります。
そのような必然的に勉強時間に差が出てしまうことなどは、十分考慮されているんでしょうね。
ですので上の表を見て、どちらで受けるのが良いかすべてを判断しないください。
どちらもレベルは変わりません。受験者の気持ちの問題です。
絶対に忘れてはいけないこと
それは、宅建試験の申込みをすることです。
「は?そんなの当たり前じゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、宅建試験のスケジュールを把握していなくて申込む作業ができず受験できなかった人、意外と多いんです。
毎日の仕事に追われていたり宅建の勉強の方に集中してしまったりで、申込むこと自体を忘れてしまい、”気づいたら受付期間終わってた…!!”なんてこともありえます。
宅建試験は1年に一度しか行われません、そんなもったいない逃し方をしてはいけませんよね。
宅建を制すには、まずは試験スケジュールをしっかり把握しておくこと。
そして余裕をもって申込みをすることです。
できれば7月1日の初日に済ませるようにしましょう。
インターネットと郵送の申込みでは手続き方法が異なるため、何がいつまでに必要なのか詳細を確認して、6月中に準備してスタンバイしておくのが安心ですね。
早く申込みをしておけば、希望の会場で10月に受けられる可能性も高くなりますからね!
まさかの事態もありえます
試験の中止・試験会場の変更等について
試験地における感染状況により、試験の中止、試験日の変更、試験会場の変更等を行う可能性があります。この場合は、当機構のホームページで発表いたします。試験日前には、必ずホームページをご確認いただきますようお願いします。
試験を中止した場合、受験手数料は後日返還いたします。
もうすぐオリンピックが開催されるので、感染症対策にはより気を遣っていくことと思われますが、今後の感染状況がどのように変化するのか、正直誰も予想できません。
最悪、試験が中止されることも十分ありえることですので、そのへんの情報は随時チェックしておくようにしましょう。
それでもまずは、勉強に取り組むご自身の体調管理を一番に考えて、行動するようにしてくださいね。
まとめ
今年の宅建の試験概要について、お話ししてきました。
昨年と比較して変わる部分も期待しましたが、いまのこの状況では変わらずですが仕方ないですね。
受験者数が大幅に減少しない限り、12月の試験になる方は今年も出てくるかと思います。
“年末まで勉強していなきゃいけないのか…”とつらいお気持ちも分かります。
でもその分、自分の苦手分野の克服や、得意分野を完璧にマスターする時間が増えるわけなので、“学習期間が延びたんだ!ラッキー!”とポジティブに考え、10月・12月どちらになってもいいように、万全な試験対策をしておきましょう。
まずは、宅建試験の申込みをお忘れなく!!
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