『なかなか思うように成果が出ない…』
勉強を始めて間もない頃、ふとこのように悩むことってありますよね。
宅建初心者の方は特に、すぐに結果に結びつくわけではないので、不安な気持ちにかられることもあるのではないでしょうか。
「勉強時間の確保が難しい…」
「集中力が足りていない…」
「この教材が本当に自分に合っているの?」
などさまざまな悩みを抱え、それぞれの理由でなかなか成果が出ていない状況に陥っています。
ですが宅建試験のみならず、長期間の勉強を経て試験に臨む方々は、みなさん一度はこのような気持ちを経験しているのではないでしょうか。
それを乗り越えて、合格しているのです。
すぐに成果が出ないのはなぜなのか?自分のせい?覚悟が足りない?
今回は、その理由をいくつかご紹介していきます。
この記事で学べること
成果が出るタイミングは人によって違う!
他人と自分のペースを比較するのはよくありません。
なぜなら、みなさんのそもそものスキルや生活習慣、知識など同じではないため、勉強の習熟度も異なるからです。
そのため成果が出るタイミングもバラバラですので、すぐに成果が出ないからといって焦りは禁物です。
停滞しているように感じても、そのすぐ先には結果が待っています。
成果の出るタイミングが異なる理由は、おおまかに以下のとおりです。
①日々の勉強量や定着力の違い
②宅建に携わる仕事をしているかどうか
③教材との相性
①日々の勉強量や定着力の違い
勉強すること自体が得意な方、苦手な方といらっしゃいますよね。
人とは桁違いに頭の良い人もいます。そんな人と自分を比べる必要はありません。
また、毎日の勉強時間を1時間しか取れない人、3時間取れる人、など生活も異なりますので、そこで差が出てしまうのは当然です。
1時間しか勉強時間を取れない人は、その分勉強開始時期を早めれば良いだけなので、成果が出るのに時間はかかったとしても、最終的には3時間勉強を続けた人と同程度の成果を出すことは十分に可能です。
大事なのは、コツコツと勉強を続けること。
②宅建に携わる仕事をしているかどうか
これも、差が出てしまうのは当然のことですよね。
仕事としていることを勉強するのであれば、内容の吸収力もUPするはずです。
宅建に携わる仕事をしている人の方が、勉強の成果が出るのは早いかもしれません。
ですが、宅建受験にあたって有利なのは、“なにも知識のない人”なんです。
実務では、宅建で勉強した内容とは違うことが起こることも多々あります。
そんな中で、“思い込みの正解”ができてしまい、間違った解釈をしてしまっているものが出てくるのです。
そこを正していくのは大変な作業ですよね。
ですから、なんにも知らない、まっさらな状態から宅建の勉強を始めた人の方が、宅建試験に必要な知識をそのまま覚えていけるのです。
ここでも、成果が出る早さを比較する必要はありません。
③教材との相性
教材との相性がよければ、勉強も進めやすく、成果が出やすくなってきます。
ただ、どんな教材を使って勉強していくかは自分自身で決めていくものであり、それぞれに合った教材があります。
こればかりは、自分で見極めていくしかありませんので、テキストや勉強法など、勉強を始める前に考えて選ぶようにしましょう。
自分に言い訳するのは今すぐやめろ
成果が出ない理由として、自分に言い訳をして勉強を怠っている人もいます。
あたかも正当な理由かのごとく、“今日は忙しすぎて時間が取れなかった…”とか、“今日は久しぶりに集まる友達との飲み会だから…”とか。
今日だけ、今日だけ。
そう思うと、勉強を休む時間がどんどん増えていきますよ。。
自分に言い訳なんて、自分が損するだけ!自分に甘すぎ、宅建なめんな!
…と自分に言い聞かせてください。笑
おそらく、こんな言い訳をしている人は、忙しかろうが忙しくなかろうが、関係なく勉強しないんだと思います。
やる気・モチベーションが他の宅建受験者とは違いますから。
モチベーションを上げたいのであれば、ある程度自分にプレッシャーを与えることが重要です。
効果的なやり方としては、周囲の人に宅建試験を受けることと、今年合格することを宣言しておく方法です。
それを知った友人からは遊びに誘われることが減るでしょうし、自分自身でも「これだけみんなに宣言してしまったのだから、実現しなければ…」と良い緊張感が生まれてくるでしょう。
他には、外部からかけられるプレッシャーがあれば尚効果的なのですが、これは本当になり得ることでなければ意味がないので、できるのであれば会社の上司などにお願いしてみると良いでしょう。
私の場合は、新卒で入社した不動産会社が社員30人程の中小企業だったのですが、全員(社長含めて)が宅建保有者で、入社したら必ず宅建取得をしなければならないことを命じられました。
「まあ受けるだけ受けてみるか…」
なんて軽い考えでいた私に対して、社長はとっっっても怖いプレッシャーを与えてきました。
「うちは宅建持ってない人はいらないから。もし受からなかったら…分かるよね?」
ゾッとする話ですね。
新卒の私にそこまで言うか!?と当時は半べそ掻いていましたが、そのプレッシャーがあったからこそ、合格することができました。
当然、宅建合格しなかったからといって、本当に辞めなければならなかったわけではないと思いますが!! …ですよね、社長!?笑
私にとっては、本当に良い緊張感で勉強できたなーと、感謝の気持ちでいっぱいです!
ここまでのプレッシャーである必要はありませんが、「合格しなければ罰金が発生する」とか、「合格しなければ仕事が減ってしまう」などなど、できる範囲で周りに協力してもらうのも1つの方法です。
そうする必要のない方は、周りに宅建合格を宣言して『有言実行』しましょう!
恥を捨てて間違えまくること!
記憶を定着させるためには、問題を解くことやテキストを読むことなどを「繰り返す」ことと同じくらい、「間違える・失敗する」ことも大事な作業なのです。
過去問を解いていて、連続で間違えすぎるとなんだか恥ずかしくなってきて、解答する前に答えをのぞき見して“あーそうだそうだ、この答えで合ってたんだー!”と言い聞かせながら、正解するようにしむけたことってありませんか?
でもこれって、少し考えれば解けていたかもしれませんよね。
考えることをやめてしまうと、記憶に定着しません。
次また同じ問題が出てきたときに、同じように悩んでしまい、解けなくなってしまうのです。
あれって何なんでしょうね?不正解する自分が嫌になって答えを見てしまうんですよね…
問題を解くために、勉強したことを思い出そうとすることはめんどくさい作業ではありますが、
「ちゃんと時間使って思い出せば解けた問題だから、正解も同然だよね。次は絶対解けるし!」
と理屈が分からないまま次に進めてしまうと、どんどん思い出せなくなっていってしまいます。
本当はその逆で、間違えたことの方が記憶に残りやすいのです。
間違えたことに対するインパクトが強烈であればあるほど、脳にそれが鮮明に記憶されます。
もちろん、間違えたあとは解説を読んで理解することが大事なので、そこまでしっかり忘れずに。
「自信あったのに間違えてしまった!なんで?どこがどう違った?完璧にしてやる!!」
そう思った方が、より詳しく理解しようとするため、次同じような問題が出たときには、もう怖くありません。
間違えや失敗することが恥ずかしい、という気持ちは分かりますが、誰も得しないちっぽけな恥なんて捨ててしまって、どんどん間違えていってください!
まとめ
成果が出ないのは、勉強を無意識にサボってしまっていたり、努力の仕方が間違っていたり、それぞれの原因が存在しています。
無意識にやってしまっていたことや、努力の仕方をもう一度見直してみて、もし間違っていたら今から正していきましょう!
そしていま成果が出ていないことで、やる気はなくさないように。
後から必ず結果はついてきますので、ペースは変えずに勉強を続けていきましょう。
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