「管理」で終わらせない。それが収益UPの秘訣。
そもそも「管理は儲かる仕事」と認識されているでしょうか?
「安定はしているけど、手間ばかりで利益が少ない・・・」 という印象を抱かれがちの賃貸管理。しかし、管理は業務の効率化を図ることによって、十分に収益を上げられるストックビジネスのはずです。
さらに、PM(プロパティマネジメント)はオーナー様の資産を扱う川上の業務ですから、図のように様々な案件に派生する可能性を秘めており、その将来性の高さも魅力。異業種からの管理事業参入が増えていることについても大きく頷けるところです。
そんな競合ひしめく管理業界で、着実に収益をUPさせていきたい!!
・・・ということで、これから数回にわたって、管理で終わらせずに「PM」として収益を上げるための手法を、一緒に考えていきましょう!
さっそくですが、収益をUPさせる手法は、次の5ステップに分けられます。
管理会社の収益をUPする「ステップ5」
- 【01】モチベーションを高める
- 【02】時間をつくる
- 【03】商品をつくる(再構築)
- 【04】知ってもらう
- 【05】営業力を高める
【01】モチベーションを高める
目的は、基盤づくり
まずはスタッフのベクトルを合わせることから。 同じビジョンに向かって進んでいくという意志を持つことが重要です。
それには個々のモチベーションを高める必要があります。
労働環境の改善や評価制度の透明化、社員の学習意欲を引き起こすきっかけ作りなど、アプローチは様々です。
【 こんな会社にオススメ 】
- 社員が定着しない
- 会社の方向性が決まっていない
【02】時間をつくる
目的は、スラック資源の確保
次は「生産性の高い仕事」や「成長戦略を考える仕事」を行う時間をつくります。 どれだけ優れたアイデアも、実行する余裕がなければ意味がないからです。
まずは業務の棚卸を行い、要不要のジャッジや効率化の検討をします。
売上を生まない雑多な業務を社外にアウトソーシングするのも効果的です。
【こんな会社にオススメ】
- やらなければならないと思っているが、なかなか手をつけられない
【03】商品をつくる(再構築)
目的は、商品の構築と可視化
自社の強み・弱みや他社サービスを分析し、差別化された管理メニューをつくります。
それを目に見える形にすることで対応内容が明確になるほか、管理料を支払う意義をオーナー様に理解していただくことができるため、「無償管理」を有償化することも可能になります。
【こんな会社にオススメ】
- 管理メニューがない
- 口頭で管理受託営業をしている
【04】知ってもらう
目的は、情報発信
オーナー様へのアプローチには様々なチャネルを活用します。
長期的に効果のあるHP、即効性のあるセミナー、継続していくことで関係性を築き上げるDMなどの情報発信ツール。
これらはただの情報を伝えるのではなく、オーナー様の立場にたって行うとより効果的です。
【こんな会社にオススメ】
- 自社の良さを伝えきれていない
- ブランディングしたい
【05】営業力を高める
目的は、仕組み化とPDCA
営業は個人の能力に委ねると差が出やすく、効率的ではありません。
全体のスキルアップを図るためには「仕組み化」と「PDCA」が重要です。
優秀なスタッフのノウハウをマニュアル化し情報共有するなど、新入社員が1週間で一人前になれるスキームを作ることと、
それを活用する側が常に「PDCA」サイクルを取り入れ、改善を試みることが重要です。
【こんな会社にオススメ】
- トップセールスマンに頼りきり
- 情報を共有できてない
次回に続く・・・
いかがでしたでしょうか。
今回は、収益をUPする「ステップ5」の概略をお届けしました。
5つのステップ、並べてみるだけなら簡単ですが、実行するとなると難しそうでしたね。
伸びる会社はこんなにいろんなことを考えないといけないとは・・・。
いえ、違いますね、考えて実行しているからこそ伸びているんですね!
負けてはいられません!
次回からはステップ【01】~【05】についての具体的な手法を見ていきます。
アートアベニューの取り組みも紹介していきますので、実際に何をすれば良いかわからない方、一緒に探していきましょう!