
【事例・プロコール24】株式会社LEAP OVER
株式会社LEAP OVER
代表取締役社長
千葉 亮一 様
オーナー提案のトークに役立つ小ネタ集「空室対策100選コラム」
今回、注目する空室対策は「温水洗浄便座」です。
ウォシュレットやシャワートイレの名前で世間一般に広く知られる温水洗浄便座。一般家庭への普及も進み、その普及率は今や80%以上(一般社団法人日本レストルーム工業会調べ)。さらに1世帯あたりの保有台数は1.13台(令和3年消費者動向調査より試算)となり、2台以上設置している家庭も多いことが分かります。
こうした一般家庭への普及は賃貸ニーズにも影響し、特に温水洗浄便座に慣れた若者世代ほど「なくては困る設備」となりつつあります。事実、全国賃貸住宅新聞が実施する「この設備がなければ入居が決まらない」ランキングでは毎年トップ10にランクインするほど。最新の2022年調査でも単身者向け4位・ファミリー向け5位という結果でした。温水洗浄便座はSUUMOなどのポータルサイトで「こだわり条件」にも含まれていますので、反響アップを狙うならぜひとも検討したい設備です。
そんな温水洗浄便座の目安費用は、1戸当たり概ね35,000円~(施工費込み)。便器と温水洗浄便座が一体となった「便器一体型」と、後付けできる「シート型」の2種類がありますが、初期費用・将来の交換費用を考えるとコストの安いシート型がオススメ。施工自体も簡単で、業者に頼まず自前で取り付ければ本体価格のみの10,000円程度で済ませることも可能です。ただし、使用するにはトイレ内に「電源」が必要ですので、コンセントの有無だけは必ず確認しておきましょう。
各メーカーがさまざまな商品を販売しており、高価格帯のモデルになると温水洗浄にユニーク機能が追加されたり、自動でふたが開閉したりと内見時のアピールポイントにも使えます。しかし、高機能だから入居が決まるわけではありません。オーナーにこだわりがなければ、温水洗浄便座の基本機能とも言える「温水洗浄」「便座暖房」(※)のふたつが備わっていれば十分でしょう。
※ちなみに、便座を温める機能だけの「ウォームレット」はポータルサイトの検索条件にはなりません。コストこそ安いですが、思ったような空室対策効果が得られない恐れがありますので要注意です。
また、温水洗浄便座のメリットとして、暖房機能で高齢者に心配なヒートショック対策にもなるという点があります。温かい暖房便座はもちろん、商品によってはトイレ本体に温風の吹き出し口があり、室内全体を温める機能がついたものも。
居室との寒暖差が大きいトイレは、実は浴室の次にヒートショックが多い場所です。高齢者も受け入れている物件なら万が一のヒートショック対策としてオーナーにお勧めしてはいかがでしょうか。
よく言われることですが、日本人のトイレに対するこだわりは世界トップレベル。心地よいトイレ空間に慣れている日本人だからこそ賃貸のトイレに向けられる目も厳しくなりがちです。劣化して便座が黄ばんでいたり、トイレ内が暗く冷え冷えとしていたりすると入居者の気持ちは離れるばかり。温水洗浄便座の導入を機に、トイレの全面リフォームを検討するのもいいかもしれません。
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