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【あなたは大丈夫?】受験しても宅建受からない人の特徴

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宅建試験は難易度の高い国家資格です。

毎年合格率は15%前後と低く、数字にも出ているように大半の方が落ちているのです。

不動産業に従事している人ならば宅建士の資格を持っていて当たり前、という認識かもしれませんが、実は宅建士でない人の方が多いです。

宅建士取得を促す会社はたくさんありますが、「ぶっちゃけ資格がなくても仕事はやっていけるし…」と考える方も少なくありません。

宅建士にならなくても生きていけます。でも、宅建士になった方が良いことはあります。

合格する人は、日常のさまざまな誘惑や試練を乗り越えて【宅建士資格】を勝ち取っています。

逆に“受からない人”は、合格する人とはなにが違うのでしょうか?

今回はその違いを、知ってもらえればと思います。

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宅建試験は何回で合格するのがふつう?

合格までの平均受験回数は2回というデータがあります。

ですが、2回受けたからといって必ずしも合格できるわけではありません。

問題が変わるのは当然のこと、難易度も年々変化しますので、勉強を怠ってしまうとあまり良い結果には結びつきません。

受験回数が増える=合格率が上がる というわけではなさそうです。

データでは受験回数1回で合格した人は約40%、2回目で合格した人は約30%、3回目で合格した人は約15%、と、回数を重ねるほど合格率は減少傾向にあります。

周りには、1回で合格できる人もいれば、10回以上受け続けているのに合格できない人もいますので、「2回」というのはあくまで目安となる回数です。

結局合格しないまま受験を諦めた人だって多数いらっしゃると思うので、諦めず受験し続けるだけでも十分表彰ものです。

なので、3~4回受験しても合格できないからといって、人より能力が低いとか、おかしいなんてことはありませんのでそんなに落ち込まないように!

そもそも宅建試験は年に一度しかチャレンジできません。(昨年から10月と12月の2回実施になっています)

試験を受けるのも勉強をすること自体にもそれなりの費用が発生しますし、体力的にも精神的にもきついので、できればあまり回数を重ねずに、その一度に懸けて合格したいですよね!

何回の受験で合格なんて基準はありませんが、理想は1~2回での合格です。

そしてそれは、やることをしっかりやっている人であれば、決してハードルは高くありませんよ。

宅建試験に受からない人の特徴

「何度受けても合格できない…次受けても結果が見えてる」
「こんなに合格できない私は生きてるのが恥ずかしい…」

こんな風に悩んでいる方が実際にいらっしゃるのですが、自分の価値を下げる前に、まずは普段のご自身の行動や考え方について見直してみましょう。

もしかしたら、受からない原因となるような行動をしてしまっているかもしれません。

それを改善することで、合格に近づけられるようになりますので、勉強を始める前に要チェックです!

宅建試験に限らず言えることもあるかもしれませんが、試験に受からない人には以下のような特徴がみられます。

1.スケジュールを立てずに勉強する
2.宅建試験がどういうものかを理解していない
3.理想の学習法が存在すると思い込みコツコツ勉強しない
4.誘惑に負けてしまう

1.スケジュールを立てずに勉強する

計画的に勉強ができない人は、勉強の途中で諦めたり放棄したりしてしまいがちです。

宅建学習は約半年ほどの長期学習のため、自分のそのときのペースで進めていると、スケジュール通りに進めている人と比べて、圧倒的に遅れや差が生じてしまいます。

計画を立てなかった場合、テキストに無駄に時間をかけすぎてしまったり、過去問を何周も解くことができなかったりなど、気づいたときにはもう遅い、なんてことになりかねません。

宅建学習を始める前に学習スケジュールをしっかり立てることがとても重要!

そのためには、次の項目がカギになってきますよ。

2.宅建試験がどういうものかを理解していない

宅建試験を受けると決めて、最初に宅建について理解しようとしない人は、何度受験しても受かることはないでしょう。

“敵を知り、己を知れば百戦危うからず”

これは孫子の兵法に出てくる有名な一節です。

「戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれば、どんな戦いでも勝つことができる。」
というように解されます。

私はこの言葉が、宅建学習においても非常に重要なキーワードになっている気がします。

先程は「スケジュールを立てろ!」と言いましたが、宅建についてなにも知らない人が学習スケジュールを上手に立てられるわけがありませんよね。

・宅建試験とはどのような試験なのか(何月に行われ、何人くらいの人が受け、申込はいつから始まるのか、etc..)
・どのような分野があるのか
・その分野のそれぞれの特徴は何なのか
・どのような順番で学習していくのか
・どのくらいの期間の学習が必要なのか
・宅建学習のコツは何なのか
・自分はどの分野、項目が得意で不得意なのか
・苦手分野の克服はどのように行っていくのか
など

とにかく【宅建】について知ろうとすることです。

そうすると、それに対して自分がどう感じて、どのように学習を進めれば良いのかが自然に分かってきます。

自分のことを一番よく知っているのは自分ですからね。

それを参考にスケジュールを調整することで、効率的で自分に合った学習をすることが可能になります。

大げさですが、これができれば半分は合格したようなもの!

宅建や自分の不得意分野からいつまでも逃げているようでは、まだまだ合格への道のりは険しいですね。

3.理想の学習法が存在すると思い込みコツコツ勉強しない

ネットにはさまざまな情報が出回っています。

とても大事な情報もたくさんありますが、その分信憑性のないような情報も多く存在しています。

そして若い人は特に、そういったネットに出回っている情報から、自分の得になる情報を探しています。

「宅建試験を楽に合格するには」と考え検索すると、“試験の2週間前に勉強を始めて合格できる方法”“初心者で45点なんて楽勝”など書かれている記事が出てくるでしょう。

たしかにその記事を書いた人は、楽勝~に宅建取得をされたのかもしれません。

ですがそれは、その人が特別に頭良いor勉強の仕方をマスターしているからです。

その言葉を信じて試験直前まで勉強をサボってしまうと、大半の人は勉強を始めた途端に無理だということに気づき、そこからどうすることもできず諦めてしまうことになるでしょう。

もしかしたら、本当に2週間前から勉強を始めて合格できるのかもしれませんが、その懸けに出るには無駄なリスクが生じます。

宅建は、コツコツと計画的に勉強をしていけば合格できます。

できるだけノーリスクで堅実に勉強していくのがベスト!

4.誘惑に負けてしまう

学習期間中は、みなさん結構1日の時間を使って勉強しているものです。

夏には楽しいイベントが盛りだくさんですよね、BBQ、キャンプ、納涼船などなど。

それを我慢するのは結構しんどいです。わかります。

普段からお酒を飲むのが大好きで、ちょっと仕事帰りに同僚と…。
大好きな海外ドラマを、毎日観続けて夜更かし…。
仕事で疲れて帰って目の前に気持ちよさそうなベッドがあったからダイブ!そのまま朝…。

いま自粛してる方が多いので比較的外での活動は少なくなり、その誘惑はなくなっているかもしれませんが、家の中でも誘惑多いですよね~。

「明日がんばればいっか」は本当に危険な悪魔のささやきですよ、、

それがズルズル長引いて、一週間なんてすぐ経ってしまいますからね!

自分の好きなことやリラックスできることをする時間も、もちろん大事です。

そりゃできることなら勉強したくないですもんね。

“受からない人”はだいたい、勉強しているのかどうか周りが見て分からない人が多いです。

普段の生活と変わらず、人付き合いや娯楽に時間を使っている人です。

バランスが大事ですが、お誘いや誘惑を断ち切る勇気が、宅建合格の第1歩に繋がりますよ。

チナミになる話

余談ですが、私が宅建試験を受ける前に、本気で勉強して一発で合格する!と決意したのは、知り合いの不動産業者であるおじさんの一言でした。

まだ私が大学生で、不動産会社に就職することが決まっていた時期です。

「宅建は頭が良い人が受かるんじゃなくて、ちゃんと勉強した人が合格するんだよ」

そのおじさんは大学まで野球一本で、勉強はほとんど手をつけてこなかったそうで、お世辞にも頭が良さそうに見える感じではありませんでした。笑

そんなご自身のことを例えて、宅建学習を始めるかどうか悩んでいた私を励ましてくれました。

「俺でも合格したんだよ!だから大丈夫。でも期間中、勉強は本気でやったから」と。

『あぁ、宅建は勉強さえすれば誰でも合格できるんだ!』とおじさんから教えてもらい、それが勉強を始める前の少しの自信につながり、合格への気持ちが固まった瞬間でした。

みなさんも、なにか勉強をがんばれるきっかけみたいなものがあれば、“受からない人”の道は避けられるかもしれませんね。

まとめ

〈おそらく受験しても受からない人〉
⚠受験回数が増えればいつかは合格できると思っている
⚠間違った学習法で取り組んでいる
⚠気弱な優しい人
⚠はっきりと宅建合格が目標にできていない
⚠夢見る夢子ちゃん状態

なにか目標ややりたいことなど、思うことがあってみなさん宅建受験の道に進んでいることだと思います。

その気持ちを思い出し宅建合格にむけて、まずは“受からない人”にはならないように、勉強に対する考え方など一度見直してみてはいかがでしょうか?

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