「資格なんて社会に出てから使えない」「宅建は意味のない資格だ」という意見は決して少なくありません。
上記のような宅建に関するネガティブな意見に影響され、宅建取得のモチベーションが下がってしまっている方も多いでしょう。
しかし、宅建取得から約15年経過している筆者ですが、ふとした時に「宅建を取得した良かった」と思います。
実際、宅建を取得してから少しずつ人生が変わっていきました。
今回は、宅建取得後に起きた人生の変化や宅建を取得すると人生が変わる人の特徴を紹介します。
記事後半では、宅建に最短合格する方法を3ステップで解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で学べること
宅建取得後に起きた人生の変化【実体験】
宅建を取得すると、急激に年収がアップしたり、どの企業からも採用されたりするわけではありません。
しかし宅建を取得すると、少しずつ人生に追い風が吹き、明らかに流れが変わっていきます。
以下5つは、筆者が宅建を取得してから起こった人生の変化です。
- 自己肯定感が上がった
- 勉強習慣が身に付いた
- 不動産投資に役立った
- 収入が上がった
- 副業案件の獲得に繋がった
それぞれ順番に紹介していきます。
自己肯定感が上がった
宅建を取得すると、自己肯定感が上がりました。
宅建は毎年約20万人が受講し、3万人が合格します。全体の約15%しか受からない国家資格のため、宅建に合格した際には「上位15%に入った!」と自信が付きました。
宅建取得で自信が付いたことで、TOEICやFP2級といった資格にも挑戦するようになり、資格を就活でアピールして内定獲得に繋がりました。
何事においても、自分に自信を持って取り組むことはとても重要なので、自分に自信のない方は宅建取得をおすすめします。
勉強習慣が身に付いた
宅建合格に必要な勉強期間は約半年、時間にすると約300時間と言われています。
筆者は暗記が苦手だったのと、40点以上の安全圏で合格したかったため、半年で500時間程度勉強しました。
半年間継続して毎日3時間勉強していたため、宅建試験を終えてからも勉強の習慣が抜けず、他の資格の勉強を続けました。
社会人になってからも勉強を続けれたのは、まさに宅建のおかげと今になって言えます。
なお、宅建取得後に継続して勉強を続けたい場合、以下の資格を取得しましょう。
- ファイナンシャルプランナー
- マンション管理士
- 賃貸不動産経営管理士
- 管理業務主任者
- 不動産コンサルティングマスター
不動産投資に役立った
筆者は東京の不動産に投資していますが、投資する不動産を選ぶ際にも宅建で得た知識は役立ちました。
不動産投資では、投資戦略や複数物件の比較・検討、失敗するリスクの洗い出しなどを行う必要があります。
また、土地や物件に関する法律も知っておく必要があり、宅建で基礎的な部分を学ぶことができました。
収入が上がった
宅建を取得したことで、収入がグッと上がりました。
筆者が新卒で就職した会社は大手で、新卒でも年収は500万円ほどありました。
もちろん宅建を取得できたことが年収の高い会社に就職できた要因の全てではありませんが、少なからず採用に関係していると感じています。
宅建を取得したことをきっかけに、流れでFP2級やTOEIC800点以上を取得できたため、まさに宅建を取得して人生が変わりました。
副業案件の獲得に繋がった
Webライターの案件を獲得する際に、宅建資格は大いに役立ちました。
一般的に初めて1・2か月の頃は、案件獲得が難しいと言われています。
しかし、宅建資格を取得していたことで、初月から時給3,000円前後の案件を獲得することができました。
現在活躍しているライターさんでも、初月の時給は300円、少ない方だと数十円というケースも少なくありません。
時給1,000円以下という厳しい市場の中で、初月から時給3,000円といういいスタートを切れたため、宅建は筆者の人生を変えてくれました。
宅建を取得すると人生が変わる人の特徴
ここまで説明してきた話は筆者の体験談のため、記事を読んでいる方が宅建を取得して同じように人生が変わると断言できません。
しかし、以下3つの特徴のうち、いずれかに当てはまる場合は宅建を取得すると人生が変わる可能性が高いです。
- 転職・昇進に活かせる資格を保有していない
- 役職を上げて出世したい
- 独立・起業で収入を上げたい
順を追って解説していきます。
転職・昇進に活かせる資格を保有していない
キャリアアップのための転職や昇進を視野に入れているものの、アピールできる資格を保有していない場合は宅建を取得しましょう。
次のような資格を保有していない方は、宅建がおすすめです。
- TOEIC700点以上
- 日商簿記2級
- FP2級
- ITパスポート
- 中小企業診断士
不動産関係でキャリアアップを考えている場合、宅建は必須と言えます。
なぜなら、宅建は不動産関係の資格の中で最も知名度が高く、評価されやすい資格のためです。
たとえば、管理職に就き、新人育成の際に宅建を保有していると、「この上司は宅建を取得しているのか!」と部下からプラス評価を受けやすいです。
お客さんに不動産商品について説明する際にも、宅建を保有していれば信頼を集めやすいでしょう。
宅建は難関国家資格として知名度が高いため評価されやすく、不動産とは異なる職種でのキャリアアップでも役立つ可能性が高いです。
役職を上げて出世したい
昇進して出世したいと考えている方にも、宅建取得をおすすめします。
ただし、職種によっては宅建が役立たないケースもあるため、以下の条件に当てはまれば宅建取得を視野に入れましょう。
- 宅建取得によって月収が上がる
- 不動産関係の会社に勤めている
- 不動産会社の管理職に就きたい
宅建取得には、それなりの労力がかかるので、今の自分にとって宅建が必要かどうか客観的に判断しましょう。
独立・起業で収入を上げたい
独立・起業で収入を上げたいと考えている方に、宅建はおすすめです。
宅建は、次のような場面で役立ちます。
- 不動産会社を運営・経営したい
- 不動産コンサルティング等で生計を立てたい
- Webライターで独立したい
- 不動産投資を始めたい
上記の中にやりたいことが1つでもある方は、宅建を取得しましょう。
宅建に最短合格する3ステップ
最後に、宅建に最短合格する方法を3ステップで解説していきます。
- 宅建合格までのスケジュールを組む
- 教科書・問題集を活用して知識をインプットする
- 過去問・予想模試で合格最低点を超える
1.宅建合格までのスケジュールを組む
まずは、宅建合格までのスケジュールを組みましょう。
「ガムシャラに取り組めば受かる!」と考えている方は多いですが、合格から逆算してスケジュールを組まないと遠回りをしてしまう可能性が高いです。
宅建合格に必要な勉強時間は300時間と言われているので、残り4か月で300時間をどのように使うかを考えましょう。
なお、宅建合格までのスケジュールを組む方法を知らない方は「宅建は独学で合格できる?独学合格した人の特徴や勉強スケジュール・コツを解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2.参考書・問題集を活用して知識をインプットする
次に、教科書・問題集を活用し、知識をインプットしていきましょう。
教科書と問題集の違いは、次の通りです。
教科書:宅建に関する情報が網羅的に記載されており、内容を覚えるための参考書
問題集:宅建試験本番の問題形式に対応しており、問題を解くための参考書
教科書で法律・ルールなどの内容を覚え、覚えた内容を試験本番の問題形式で解いてきましょう。
なお、宅建試験に役立つおすすめの参考書については「宅建の独学におすすめのテキスト10選!選び方や買うタイミングを解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
3.過去問・予想模試で合格最低点を超える
最後に、過去問・予想模試で合格最低点を超えることを目標にしましょう。
年度によって合格最低点は異なりますが、40点を超えれば安全圏と言えるので、40点越えを目標にして過去問や予想模試を解いていきます。
試験直前は「間違いを明確化する」→「教科書で覚え直す」という順番で復習しましょう。
なお、本試験の最低合格点については「宅建の合格率や合格ラインの推移は?過去10年間の推移や必要な勉強時間を解説」の記事で詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてください。
宅建を取得して人生を変えよう
今回は、宅建取得後に起きた人生の変化や宅建を取得すると人生が変わる人の特徴などを紹介しました。
宅建を取得すると、周囲の人から評価される機会が増えるため、自己肯定感が上がるというメリットがあります。
また、就職や転職、独立・起業に活用できる国家資格なので、現在資格を保有していないという方は宅建を取得しましょう。
宅建は全体の約15%しか受からない難関国家資格なので、勉強習慣がない方が独立で合格するのはそう簡単ではありません。
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スタケンのサービス内容については「スタケン®のサービス内容|合格圏内を突破する勉強法も徹底解説」の記事で紹介しているので、詳細を確認したい方は参考にしてください。
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