空室対策100選コラム

公開日:2026年2月10日

空室対策「壁紙(クロス)交換・前編」、白からニュアンスカラーへ 面積効果や製品廃盤に注意

空室対策「壁紙(クロス)交換・前編」、白からニュアンスカラーへ 面積効果や製品廃盤に注意
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「脱・真っ白」。色味や質感、機能性で差別化を

アクセントクロスに取り入れやすい「ニュアンスカラー」

オーナー提案のトークに役立つ小ネタ集「空室対策100選コラム」

今回、注目する空室対策は「壁紙(クロス)交換」です。

内見時の第一印象を大きく左右する要素の一つが「壁紙」です。原状回復やクリーニングのたびに無難な白いクロスへ張り替えている物件も多い中で、「アクセントクロスに挑戦して差別化したい」というオーナー様は少なくありません。

しかし、アクセントクロスには色選びや配置を誤ると、「万人受けしない部屋」「落ち着かない部屋」になってしまう少々リスキーな側面も。管理会社が提案しやすい施策とされますが、センスを問われることになる現場担当の方の中には、色柄の提案に自信を持てない方も多くいらっしゃるようです。

そこで今回ご提案したいのが、アクセントに「ニュアンスカラー」を採用する方法中間色のため奇抜な色づかいになりにくく、それでいて「ただの白い壁紙」とは一味違った印象を内見者に与えられます。

「くすみ系」のニュアンスカラーはリラックス効果あり

ニュアンスカラーは、複数の色が混ざったようなあいまいな色のことで、彩度が低くグレーやベージュを含んだ色味をしています。近年ヘアカラーやファッションにも取り入れられており、鮮やかなビビッドカラーとは対照的に、落ち着きのある柔らかい印象を与えることができます。

明確な分類はありませんが、例えば、グレーとベージュを混ぜたグレージュや、グレーを帯びた黄色のアイボリーなど、くすみの入ったグレイッシュな色がニュアンスカラーとして扱われます。

こうした色合いの壁紙を取り入れると、鮮やかな色合いのアクセントクロスと違って主張が強くなりすぎず、空間に柔らかさが加わって、部屋全体を自然に垢抜けさせることができます。

さらにニュアンスカラーの壁紙には、副産物的な2つのメリットが期待できます。

1つ目は、真っ白な壁紙に比べて「汚れが目立ちにくい」こと。
白い壁紙はわずかな擦れやシミでも目立ちやすい一方で、ニュアンスカラーのような中間色であれば汚れや傷が視覚的にカバーされやすく、場合によっては張り替えサイクルを長くできる可能性があります。

2つ目は、「リラックス効果のある空間を演出できる」こと。
ホワイト系の色は光の反射率が高く、色彩学における「ライト・トーナス値」が高い色とされています。ライト・トーナス値とは、色が人体に与える影響を数値化したもので、値が高いほど緊張作用が強く、反対に値が低いほどリラックス効果があります。緊張度の高い順は赤>オレンジ>黄色>緑>青となり、ベージュや淡いパステルカラーなどは最もリラックス効果のある色とされます。

ライト・トーナス値の低いニュアンスカラーを壁紙に採用することは、内見者に「居心地のいい部屋」という印象をもってもらうことにつながるのです。

おすすめの色味と「面積効果」

・アイボリー系(アイボリー、ペールイエロー、エクルベージュ)

・グレー系(ライトグレージュ、ライトウォームグレー、フロスティホワイト)

なお、壁紙を選ぶ際に気を付けたいのが「面積効果」

これは、たとえ同じ色であっても、カタログやサンプルで見た小さな見本より、壁一面に貼った実物の方が「明るく鮮やか」に見えてしまう現象のことを指します。そのため、オーナー様と一緒に壁紙を選ぶ際は、思っているよりも一段階落ち着いたトーンのものを勧めるようにしましょう。

質感や機能にもこだわりを

室内の色の印象は、壁紙の材質によっても微妙に変化します。

壁紙・クロスの素材には、ビニールクロス紙製クロス織物クロス珪藻土壁紙無機質壁紙木質系壁紙などの主に6つがありますが、選択したニュアンスカラーに最適な壁紙素材を選べるとベストです。

高級感が欲しい場合には、色柄や質感が豊富で機能性に優れた商品が多い「1000番台クロス」の中から色柄を選択する方法もおすすめ。1㎡あたりのコストはやや高めですが、織物クロスや無機質系壁紙(塗り壁調)などのデザインが豊富で、部屋の印象づくりを理想のかたちに近づけやすくなります。また、質感だけではなく消臭効果や吸湿効果など、機能付きの製品を選べる点も魅力です。

廃盤リスクに注意、「長期継続商品」でリスク低減

ニュアンスカラーは汚れが目立ちにくいと述べましたが、実際に補修や一部分の張り替えが必要となった際に「製品が既に廃盤になっていた」という事態も想定しておきましょう。

こうなると、入居者の入れ替えに伴う修繕時など、本来は一部分のみの補修で済むはずのところが全面張り替えとなってしまい、余計なコストが発生してしまいます。

ニュアンスカラーの壁紙に修繕コストの節減効果を期待するならば、「長期継続商品」など、メーカーが長期間継続して販売することを約束している商品かどうかにも注意して製品を決定しましょう。

まとめ

内見者は、立地や設備といった条件のほかにも、「この部屋でどんな暮らしができそうか」をイメージして物件を見学します。壁紙は部屋の大部分を占めるため、部屋全体の雰囲気や居心地を左右するベースとなる要素。その部屋に居心地の良さを感じてもらえるかどうかは、壁紙の色・質感の選び方にかかっていると言っても過言ではありません。

だからこそ、中間色ならではの効果を持つニュアンスカラーを採用することは、リラックス感と垢抜けた印象を併せ持つ空間の演出につながります。

他物件との差別化に悩まれているオーナー様には、ぜひニュアンスカラーの壁紙の導入を提案してみてください。

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●「壁紙(クロス)交換」の掲載ページ(サンプル)


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