やってみた

公開日:2016年10月24日

インスペクション、やってみた(現場編)

インスペクション、やってみた(現場編)
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「オフィスを飛び出しやってみた。」

このコーナーは、普段PCの前にはりついてばかりのマーケティングチーム(MT)が、賃貸管理の現場を知るべく、PM会社「株式会社アートアベニュー」のスタッフについてまわる企画です。

管理物件を見る(4年ぶり2回目)

ホームインスペクションの現場に行ってきました! お恥ずかしい話、私、アートアベニューの管理物件を見るのはこれが2回目なんです。しかも、4年ぶり。

その現場、久々に行ったら・・・ITの波がきていました!

なので今回はインスペクションと合わせて、建物管理におけるスマホ&アプリを使った効率化、その辺りも紹介していきたいと思います!

ホームインスペクションって何?

ええと・・・まず、ホームインスペクションとは。

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができます。(中略)また、不動産仲介業者が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増えています。(日本ホームインスペクターズ協会より)

 

つまり、中古物件の売買を安全に円滑に行うために浸透してきたホームインスペクション。

しかしアートアベニューでは売りに出す予定のない管理物件でも行っているとのこと。

その理由って何・・・??山﨑さん!

オーナー提案のきっかけ作り

(アートアベニュー山﨑:以下、山﨑)

「工事をしましょう」と言っても、お金を出すのはオーナー様。

本当に必要なことでも納得してもらえないと話が進まないんです。

特にうちは投資家さんやサラリーマン大家さんが多いですから。

納得してもらうには、やっぱりロジカルにいかないと。うちでは修繕計画と投資指標をもって提案するんです。

ホームインスペクションはその入り口ですね。

 

ああ、まさに藤澤イズム。提案はロジカル(論理的)に・・・ってよく言ってるなー。

なるほどなるほど。

 

(山﨑)じゃ、早速やってみましょうか!

 

オーケー、何を見ればいいの?

 

(山﨑)インスペクションは、基礎や壁に割れや水染みの跡がないか・・・とか、屋根やバルコニーの防水が効いているか・・・とか、建物のあらゆるところを見て、触って、確認していくんです。

 

 

(山﨑)割れがあれば、どのくらいの規模なのか、こうやって定規を当てて記録をとったり。。

(診断項目は日本ホームインスペクターズ協会を参照)

(山﨑)こうやって触ると、「チョーキング」っていって、粉をふいてることがあるんですけど、それが外壁塗装の目安になったりするんですよ。

 

ああ、あれね! 寄りかかって服が白くなったことある! ただの汚れかと思ってたけど、「劣化のサイン」なんだね〜。

 

(山﨑)結構基本です、これ。

あと、うちの場合は物件診断を空室改善提案に使うので、建物だけでなくもっと細かいところも見ていきますよ。

(山﨑)例えば・・・共用階段。苔が生えて汚いので、高圧洗浄を提案したり。

(山﨑)この部屋だけモニター付きインターホンなので、空いている部屋も変えましょう、とか。

(山﨑)ああ、ここのメールボックスは提案しがいがありますね!

 

うん、amazonとかよく使うから、メールボックスのセキュリティーは重要だなぁ。

わぁ・・・勝手にペタペタステッカー貼っちゃう業者さん(入居者さん?)もいるんだね。

・・・放置自転車も、すごいね。

(山﨑)すごいですねー。駐輪ステッカー(所有者を特定するアートアベニュー独自のステッカー)が貼ってあるから、放置ってわけじゃないとは思うんですけど・・・。あ、空気抜けてる。。

インスペクションをしながら、こういう状況を物件の現場担当やリーシング担当に伝えて改善してもらう・・・っていう連携プレーもしてますよ!

 

建物を見るだけじゃなく、環境も一緒に診ていくってことね

 

(山﨑)そうですね。建物がピカピカでも環境が悪ければ、入居希望者には響きにくいですから。

 

ていうか、さっきから蚊が多くない? もう10月なのに・・・。

(山﨑)これの所為ですね、蚊は。ここも提案しないと。

 

ねえねえ、さっきからたくさん写真撮ってるけど、どこの部分の写真だとか、わからなくならないの?

 

(山﨑)大丈夫ですよ!インスペクション用のアプリ使ってますから。

 

インスペクション用のアプリ?

 

(山﨑)エリアを選んで写真を撮っていくんです。これ、帰社してポチッでオーナーさんへの報告書ができちゃうんですよ。

PCに写真を取り込んで、Excelのフォーマットに貼り付けて、報告内容が違うから毎回少しずつ調整しながら・・・って作ってた昔に比べると、かかる時間の感覚値は1/4以下です。

 

おお! IT化、すごい。超効率化!

(山﨑)例えば・・・あ、照明が割れてますよね。そのエリアを選んで・・・

(山﨑)写真を撮って・・・完了です! コメントも入れられます!

 

おお〜楽チン!! 売れそう。

 

(山﨑)売ってますよ、うちも買ってますよ。じゃ、一通り確認したんで、会社に戻りますか!

 

うん・・・! なんか足が痒くなってきた。

次回は提案編

報告書、提案はどうやって行うの?

「インスペクションは改善提案の入り口」と始めに聞いていた通り、アートアベニューはインスペクションをもっと身近なものとして活用しているなぁと感じた、今回。

安全に住んでいただくために最低限しなければならないこと、入居率・家賃を下げないように行うこと、価値を上げるためのこと。

この3つを合わせて提案するから、投資分析・判断がつきやすいんだなぁ、と思いました!

数字は大切!

・・・なんて考えているうちに、デスクに到着〜。

ではでは早速、報告書&提案書の作り方を見せてもらいましょ!

・・・と思いましたが、今回はここまで。また次回【提案編】に持ち越したいと思います!

 

報告書はアプリでポチッと、提案はロジカルに・・・

どんなことが聞けるのか、楽しみです!


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