「宅建の資格をもっと活かしたい」
「あと3万円の収入がほしい」
「副業できるなら宅建資格を取ってみたい!」
資格を取る際または宅建資格を取得していて、このように考えたことはありませんか?
現状宅建資格を持っているからといって、全員が資格を活かした仕事ができているわけではありません。
宅建資格を持て余している方、これから資格を取ってなにか役に立つ仕事をしたいと考える方、それぞれいらっしゃるでしょう。
みなさんあまり知らない方が多いのですが、宅建資格は副業で稼ぐことができます。
本業で資格を使っている方もそうでない方も、副業で資格を活かした仕事をしている方がとても多いのが現状です。
実際に私もそのうちの1人です。
本業は不動産業ですが、特に宅建資格を使うことがなかったため「何か他に活かす方法はないか?」と考えて副業を始めたのが最初でした。
副業を始められたときには、月の収入がここまで変わるのかと驚き、宅建資格で副業できるということを知って良かった!と本当に思いました。
まだ宅建資格者が副業で稼ぐ方法を知らないという方に向けて、こちらでは副業の仕事内容や稼げる金額、仕事の探し方など詳しく紹介していきます。
以下の内容を知ることで、今後確実に宅建資格を活かした仕事ができるようになるでしょう。
- 宅建資格者ができる副業を知れる
- 宅建資格者ができる副業は3つ
- 宅建士の副業で稼げる金額は5万円前後
- 宅建士の副業を始める際は名義貸しに注意しよう
- 宅建士の資格を最短で取得するなら、勉強のモチベーション維持に特化したスタケンの利用がおすすめ
この記事で学べること
宅建資格者ができる副業とは
宅建資格者ができる副業は以下の通りです。
- 週末宅建士
- 宅建講師
- Webライター
週末宅建士
宅建資格を活かす代表的な副業の1つとして、週末宅建士という仕事があります。
正式名称ではありませんが、このように呼ばれることが多いです。
週末宅建士とは、平日は本業のお仕事をこなし、週末(土日)のみ別会社で宅建士の独占業務を行うことです。
人手が足りていない不動産会社へ行き、宅建士の独占業務である「重要事項説明の読み合わせ」や「重要事項説明・契約書への記名・押印」という業務を行っているのです。
例えば、普段不動産屋で働いているけど宅建資格を使っておらず、資格を使いたいという方。あるいは不動産業とはかけ離れた仕事が本業だけど宅建資格を持っており、違う業界について触れてみたい、勉強したいという方。
宅建資格を持ったさまざまな方が、このような理由で週末宅建士をしています。
「そんなに需要あるの?」と思われるかもしれませんが、そもそも週末は契約業務が増えますし、さらに引越しシーズンになると賃貸契約の数といったらとても多いです。
1ヶ月で30~40件契約なんてこともあり得ます。これは1日1件以上契約があるという計算になり、それが週末に集中するとなると…恐ろしいことになりますね。
当然、その会社で雇っている宅建士さんだけでは追いつかない状態になってしまいます。
このようなことから、週末宅建士が需要ある副業であることはご理解いただけたでしょう。
そして今はオンライン上で「重要事項説明の読み合わせ」ができるため、リモートで業務をこなすことができるようになっています。
そのため以前の週末宅建士よりストレスが減り、効率的に仕事を受けていけるのではないでしょうか。
宅建講師
資格スクールの講師という仕事もあります。宅建資格やその他の資格を取得するためにスクールに通われた経験のある方もいらっしゃるでしょう。
資格を取得すると、自分も教える側の立場になれるのです。
教える側になることでより知識を深めることができ、また学習経験を活かしてアドバイスなどもできるでしょう。
資格スクールは社会人で通われている方がほとんどなので、夜間も授業があります。そのため、本業終わりにそのまま数時間講師の仕事をすることも可能です。
また人気の講師になることができれば、YouTubeで宅建のポイント解説を行うなどメディアで活躍することもできるかもしれません。
ただし、講師になるからには「自分自身も勉強する」ことを怠ってはいけません。
ただ勉強すれば良いのではなく、宅建試験の合格者を増やすためにどのような教え方をすれば良いのか考える必要があります。
そのため働く時間は短時間ですが、準備にかかる時間がプラスでかかってくるということも理解しておきましょう。
短時間で多く収入を得られる副業を選ぶのであれば、有名なスクールの宅建講師になるのが良いかもしれませんね。
Webライター
宅建や不動産業に関する知識を活かした記事を書くWebライターという仕事もあります。
記事の内容は宅建資格に関することだけではなく、不動産投資に関することや不動産を借りる・買うことに関する知識など、さまざまな内容のものがあります。
知っている情報や知識に関することであれば、無理なく書き進められるでしょう。
それでも文章を書くということとは無縁だった方からすると、ずっとパソコンを使って作業することや文章を書くことに慣れず、仕事になるのかと不安になるかもしれません。
もちろん友達にメールを打つこととは違いますので、文章の構成や目的など明確にして取り組み、テクニックを使わなければならないこともあります。
簡単にできるとは言えませんが、Webライターの仕事は探してみると案件が多く、始めやすい副業だと感じます。
さらに在宅で好きな時間を使って作業でき、自分の得意なジャンルの知識を活かせる、というのはWebライターの大きな魅力の1つではないでしょうか。
副業で稼げる金額は?
上記のような副業で稼げる金額は、月5万円前後です。
多くて10万円程度の収入がある方もいるようです。
報酬形態は、週末宅建士や講師の仕事の場合は時給制度、Webライターの場合は1案件の文字単価・文字数で決まります。以下が一般的な報酬金額です。
・週末宅建士:時給1,500円前後
・宅建講師:時給3,000円前後
・Webライター:1案件約3,000~5,000円前後
あくまで本業ありきの仕事になるので、平日夜の数時間や週末に時間を充てることがほとんどでしょう。
そのため本業に支障ない程度に稼げる金額が月5万円程度となります。多少無理をすれば月10万円も難しい金額ではありません。
副業の見つけ方
宅建資格を活かした副業を見つけるには、以下のような探し方があります。
- 求人サイトで探す
- クラウドソーシングサイトで探す
求人サイトで探す
一般的な方法として、求人サイトで副業を探す方法があります。
副業となると正社員という扱いではないので「宅建」と併せて「在宅」や「副業」、「業務委託」というようなキーワードから探していくことになります。
ネットでキーワード検索するだけでも多数の求人がありますので、“どのように探せばいいかわからない”と思う方は、まず求人サイトを見て募集内容や条件を確認していくようにしましょう。
クラウドソーシングサイトで探す
副業を探すサイトとしてよく活用されているのがクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスやランサーズなどが有名です。副業できる案件が多数揃っているので、自分の気になった案件に提案して仕事を選んでいきます。
クラウドソーシングサイトにある、宅建資格を活かせる仕事の多くはWebライターの仕事になります。
宅建資格に関する記事や、不動産・住まいに関する記事などたくさんあり、資格があることが必須条件になっていたり優遇されたりする場合もあります。
ぜひ資格があることをアピールして、より多くの案件を獲得していきましょう。
フリーランスになることは可能?
宅建士(不動産業者)でも、フリーランスとして働くことは可能です。
会社に所属せず業務委託という形で仕事を請け負えば、より自由度が増し報酬も多く受け取ることができます。
今の働き方としては多くなっている傾向にあるかもしれません。
フリーランスとしての働き方は、大きく以下の2択に分かれます。
②フルコミで働く
それぞれ解説していきます。
①独立して1人社長
宅建資格があれば、独立することができます。不動産業者は、法人でも小規模の会社が多数あり、社長兼宅建士として1人で経営している方はたくさんいます。
ほとんど個人事業者と変わらない働き方ですが、そういった1人社長が多いのが不動産業界の特徴と言えるでしょう。
②フルコミで働く
不動産業界でよくある働き方として、フルコミッションがあります。
固定給が発生せず完全歩合制になるため、歩合率が高く売上の約50~70%が自分の報酬となります。
また、フルコミとして働くのは、宅建士という資格がなければできないわけではありません。
資格がなくても営業力さえあれば十分活躍できます。
ただし、未経験の方がフルコミで働くには収入を得られないリスクがありますので、避けた方が良いでしょう。
副業をする際の注意点
副業をする際の注意点は以下の通りです。
- 宅建士登録ができているか確認
- 副業ができる環境か確認
- 名義貸しはNG
宅建士登録ができているか確認
宅建資格を活かして行う副業のほとんどは、宅建士登録が完了していなければできない仕事です。
資格に合格しただけでは宅建士になることはできません。登録実務講習を受講するなど、宅建士証の交付を受けるための手続きをする必要があるのです。
試験に合格したのであれば、忘れずに宅建士登録まで行うようにしておきましょう。
副業ができる環境か確認
本業の会社が副業OKとしているのかどうか、事前に確認しておきましょう。コロナ対策から働き方が大きく変わり、副業を認めている会社も増えてきました。
ですが副業の内容に条件が細かくついていたり、そもそも副業が禁止となっている会社もあったりと厳しく取り決めがあるところもありますので、会社の規定に沿って対応しましょう。
仮に「バレないように副業をしてしまおう」と考えているのであれば、一度踏みとどまってよく考えてみてください。
給与計算をしている会社の経理の方にはバレることがほとんどです。
副業をしていると住民税が増えるからです。
さらに副収入がある場合にはご自身で確定申告をしなければならないので、こういった手続き・対応が面倒と感じる方には難しいかもしれませんね。
名義貸しはNG
一昔前までは、リスクを背負って名義貸しをしていた方が多いように感じます。
ですが、今も昔も名義貸しは絶対にやってはいけない行為です。
宅建士の副業として最初に名義貸しが思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、違法行為であり宅建免許がなくなってしまう可能性がありますので、絶対にやらないようにしましょう。
毎月3~5万円のために宅建免許がなくなるのは、かなりハイリスクです。
実際に不動産は金額の大きな取引である分、トラブルも発生しやすいです。
そんなときに責任を負わなければならないのは宅建士ですから、トラブル発生時に「自分は関係ない」では済まされません。
リスクのない副業があるのであれば、違法行為をわざわざ選ぶ必要はありませんよね。何度も言いますが、絶対にやめましょう。
まとめ
今回は宅建資格者ができる副業の稼ぎ方について解説しました。
これから副業を始めたいという方で宅建資格をお持ちの方は、ぜひ資格を活かした副業も検討してみてください。
自分の得意分野や強みを仕事にできると、それが自信ややりがいにつながります。
また、宅建資格を取ろうか悩んでいる方は、副業にできるということをモチベーションにしてみてはいかがでしょうか。
仮に、現時点で宅建を取得していない方は、低コストで試験攻略に特化した動画講義を提供している上に、宅建講師と受講生で交流をする学習指導会や進捗相談会を受講できるスタケンをおすすめします。
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