宅建は有名な国家資格の1つですが、実際に宅建の資格を保有している宅建士の仕事はイメージしにくいです。
そこで、この記事では宅建士の仕事と、宅建士の求人は多くあるのか、他業種でも宅建士が役に立つ仕事があるのか調査しています。
宅建士になったら具体的にどんな仕事をするのか参考にしていただければと思います!
[stken1]この記事で学べること
宅建士ってどんな仕事?
宅建士(宅地建物取引士)は、不動産取引の専門家で、主に宅地建物取引を行う業者に必要な資格です。
特に宅建士しかできない、契約書の押印や重要事項の説明押印は、契約の最終確認を行う両者が納得して契約を締結するのに、最終確認をする大切な仕事です。
このことから不動産会社では、会社や事務所それぞれ5人に1人以上の割合で宅建士を置かなければならないとされています。
宅建士は不動産業界の方が取得することが多いので、今回は不動産業界の仕事を合わせて、宅建士の仕事の良いところ、悪いところを紹介します。
宅建士の仕事のいいところ
宅建士の仕事のいいところはたくさんあります。
衣食住の「住」に関われること
宅建士の仕事は、不動産という高額な商品を取り扱うという責任ある仕事です。
お金の面だけでなく、土地やマイホームの購入は大体の人が人生に1度の大きな買い物です。
そんな人生に一度の瞬間に立ち会えるというのはとても感動する瞬間で、仕事をしていてよかったなと感じやすい瞬間となります。
購入ではなく、賃貸のお家でも家は衣食住の「住」に当たる人間が生活する上で大事な要素なので、お客様に詳細まで知った上で納得していただき契約となる瞬間にとてもやりがいを感じます。
「住」だけでなく事務所を契約することもあります。
その先にお客様の新たな生活やお仕事が続くと思うと感慨深いものがあります。
いろんな物件を見れる
不動産会社が取り扱う物件は、色々な種類があります。貴重な物件を見て回ることができます。
住居だけでも
- 超高級タワーマンション
- 昔著名な人が住んでいたと言われる一戸建て
- 有名な建築デザイナーが建てたマンション
など普通に生きているだけでは、出会えない物件にたくさん出会うことができます。
それ以外の物件にもそれぞれに個性があり、新鮮な発見があるので飽きっぽい人におすすめです。
転職のハードルが低い
不動産の会社はどの会社でも大まかには同じような仕事内容なので、同業で転職するなら「この会社の仕事、向いてるかな?」「やっていけるかな?」という心配がありません。
また不動産会社は日本中大体どこでもあるので、急に住む場所を移動することになっても同じ仕事をすることが可能です。
宅建士の仕事はきつい?悪いところ
不動産業界は離職率が高く、給料も高めなことからきつい仕事と思われがちです。
具体的にどんなきつい事があるのか説明します。
クレーム対応
扱う商品が高額であること、「住」という生活になくてはならない重要な存在であることから、誠実な対応をしないとクレームに繋がります。
お客様も慎重になる買い物ということと、専門的な知識はない方が多いので、クレームになりやすいというのもあります。
やっぱり知識がない契約は怖いですよね。その怖さから気持ちが不安定なお客様も多いので慎重に対応しましょう。
ノルマが厳しい
不動産業に限らずかとは思いますが、営業職はノルマが厳しい会社が多いです。基本給にインセンティブが追加される給料形態も多いので、契約の数というのは非常に大事な点になります。
それ故、ノルマ達成まで上司に追い込まれるということもあるようです。転職を考えている場合には、社内文化などを事前に確認しておきましょう。
宅建士に向いてる人は?
私が宅建士に向いてると思う人の特徴を紹介します。
コミュニケーション能力が高い
営業としてやり取りしなければならない人数は多くありませんが、様々な情報をやり取りする必要があるので高いコミュニケーション能力が求められます。
お客様以外にも、業者同士でやり取りしたり、大家さんと話したりとコミュニケーションの相手も様々です。お客様が今後の生活をスムーズに行う為に上手くコミュニケーションを取って仲介役に徹することが出来る人は向いています。
事務仕事だけでは飽きちゃう人
宅建士は事務だけの仕事もありますが、事務でも物件写真を取りに出たり、「ずっとパソコンの前にいると飽きてします」という方に向いています。
営業もお客様のご案内で外に出ることが多いので、「会社の中に閉じ込められるのは嫌だ!」という人には向いています。
細かいところまで気がつける人
細かいところまで気がつける人は、物件ならではの契約書の注意点など重要なポイントに気がつけます。契約書だけでなく、家を契約するときは隅々までチェックしないと、契約したお客様にご迷惑をかけることになります。
不動産は細かいところが命取りになってしまうので、隅々まで気を配れる人は向いています。
宅建士に向いてない人は?
逆に私が宅建士に向いてない人の特徴を紹介します。
人の気持ちを組めない人
不動産をお客様の気持ちを組んでご希望の物件に導く必要があります。
他にも、不動産取引について一般の人はあまり知識がないことから、わからないことがあっても言い出しにくそうにしていることが多くあります。
そんな時にこちらから気を配り、疑問点を引き出せない人は向いていないかもしれません。
また後日言い出せなかった小さな疑問点が、大きなクレームに繋がる可能性もあります。
お客様と話すのが苦手な人
事務所にこもって仕事する求人もありますが、不動産会社にはたくさん電話や来客があるので電話対応やお客様のご案内など人と話すことは避けられません。
人と話すことが苦手な人は向いていないでしょう。事務仕事だから大丈夫!と思っていると危険です。
「まあいっか」が口癖な人
向いている人でもあげたように、細かいところまで気がつける人が向いている仕事です。
小さな違和感に気がつかないふりをしてしまう「まあいっか」が口癖の人は向いていないでしょう。
宅建士の求人や需要はどのぐらい?
宅建士を持っているとできる仕事はどんな仕事があるのか調べて見ました。
- 不動産の営業
- 不動産の事務
- 不動産投資のコンサル
宅建士は宅地建物取引のスペシャリストというのもあり、不動産業界で働くには絶対に役立つ資格です。
逆に、独占業務もあるので「ないと困る!」と言ってもいいと思います。
不動産業界以外に宅建士の求人はある?
不動産業界以外の仕事でも宅建士を活かせる求人があるのか調べて見ました。
- ライフプランや資産運用のコンサル
- 住宅ローンを取り扱う金融機関
- 飲食店やスーパーなど店舗開発部門
資産運用のコンサルや住宅ローンに関する業務を行う金融の方は、仕事に直結するところがあるので宅建資格があると優遇されることは納得です。
人の不動産を動かすだけでなく、拠点をたくさん持つ事業にもあると便利な資格です。
まとめ
宅建士は不動産取引の専門家として高い需要がある資格です。様々な業界や職種でニーズがあるため、キャリアアップやジョブチェンジにも役立ちます。
もちろん、宅建は不動産に関わる仕事であるため、責任は重大です。どんな人でも宅建を使う仕事に向いている人の特徴はあります。
まずは、宅建士の具体的な仕事のイメージや自分のやりたいことに宅建が必要かどうかを確認しておきましょう。
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