賃貸管理の可能性に、挑む。
当コラムでは、「賃貸管理ビジネスを成功に導くためのポイント」を、オーナーズエージェントのコンサルタントたちが分かりやすく解説します。
今回のテーマは「オーナーへの定期的な情報提供」です。
セミナーや会報誌の自社提供はハードルが高い
こんにちは、コンサルタントの高橋です。
いきなりですが、皆さんの会社では管理物件のオーナーに対して定期的な情報発信ができていますか? 例えば、セミナー・メルマガ・会報誌(オーナー新聞)などがそれにあたります。私は仕事柄、全国各地の管理会社の方々とお話する機会が多いのですが、ちゃんと情報発信ができている会社はまだ半数にも満たない印象です。
「入居者対応が忙しくてとてもやりきれない」
「セミナーで話したり、記事を書いたりできる人が社内にいない」
そんな声をよく耳にします。
確かに、セミナーでオーナーの前で話すとなるとそれなりのスキルと経験、集客能力が必要となります。それを毎月開催するとなれば、ハードルはさらに高くなるでしょう。
会報誌をつくるにしても、日頃から高いアンテナを立てて、オーナーにとってためになる情報をインプットする必要がありますし、文章能力も一定レベルのものが必要です。
「やはり難しいか……」
多くの管理会社の方は、本当は「やりたい!」と思っているものの、この難易度の高さに立ち止まってしまいがちです。
しかし、あきらめてしまうのはもったいない!
今回はそんな管理会社のために、手間なく情報発信をするためのコツと、弊社の「月1万円から始められる会報誌サービス」をご紹介いたします。
情報発信の価値は、オーナーにとって役立つ情報かどうかで決まる
そもそも、管理会社は具体的にどのような情報を発信すべきなのでしょうか。
仮に、管理物件オーナーへの情報発信を考えたとき、発信したい情報は大きく分けて2種類、「オーナーにとって役立つ情報」と「会社のアピールとなる情報」です。
《オーナーにとって役立つ情報の例》
《自社のアピールとなる情報の例》
|
「オーナーにとって役立つ情報」を毎月書き上げるのは難易度が高いかもしれませんが、「会社のアピールとなる情報」であればハードルはだいぶ下がります。
実際、社内の近況をまとめたミニ新聞をつくったり、日々の小さなニュースをブログで発信したりといった情報発信であれば、実施できている会社も多く見かけます。
しかし、その情報発信に、オーナーが価値を感じるかどうかは別の話です。
厳しい話ですが、「自社のアピールだけ・自社の日常を伝えるだけ」では、オーナーにとって読む価値のある情報とはなりえません。
もしオーナー新聞・会報誌をつくるのであれば、欠かせないのは「読み手(オーナー)にとって価値のある情報」を届けようという意識です。自社の情報以外にどれだけお役立ち情報を提供できるか、そこに「価値ある会報誌」となれるかどうかの分水嶺があるのです。
会報誌発行は管理会社にとってメリットばかり
オーナーにとって読む価値のある会報誌を発行できれば、管理会社は多くのメリットを享受できます。代表的なメリットは次の通りです。
《会報誌発行のメリット》
|
多くのメリットがある中で、注目していただきたいのは、①「提案やアドバイスをしやすい環境づくり」です。
管理会社は賃貸物件の収益最大化や課題の解決など、顧客であるオーナーの賃貸経営を成功させる(オーナーの目的を達成させる)ためのサポートを求められています。
それゆえに、管理会社は日々提案やアドバイスをしているのですが…、当の本人であるオーナーが、所有物件の現状(老朽化、メンテナンス不足など)や、いまの賃貸市況で置かれている立場(必須設備の不足、間取りの陳腐化など)を理解していないがために、提案を受け入れてもらえないこともしばしばでしょう。
しかし、日頃から会報誌等で「お役立ち情報の提供」という啓発ができていれば、提案を受け止めるオーナーの態度も徐々に変わってきます。
会報誌から市況を理解し、賃貸経営に対する視野が広がることで、オーナー自身が問題を自分ごととして捉えてくれるようになるのです。
適材適所で労力を最小限に「○○は外注、○○は内製化」
さて、これだけのメリットがあるとなれば「うちもやりたい!」と思う気持ちも高まるでしょう。しかし、忘れてはならないのが「オーナーにとって役立つ情報」を発信するハードルの高さ。会報誌制作の時間と労力、そしてスキルの問題が重くのしかかります。
そこで、話は冒頭の「月1万円から始められる会報誌サービス」に戻ります。
もし、誰かが代わりに”賃貸経営に特化した会報誌”をつくってくれるなら、前述したハードルも乗り越えられるのではないでしょうか。
しかも、月1万円からであれば、社員や外注ライターに書かせるよりもコストを抑えられます。時間・費用・労力・スキル、4つの課題がいっぺんに解決されるのです。
それが、弊社の提供する「オリジナル会報誌サービス」です。
記事は弊社の経験豊富な執筆陣が制作。空室対策から賃貸市況、税金、相続、建物メンテナンスなど、賃貸経営のお役立ち情報をさまざまな切り口でお届けします。
しかも、誌面は貴社の発行物として制作されますので、貴社で決めたタイトルや会社情報が記載されます。タイトルや誌面デザインはプロのデザイナーが制作するため、仕上がりも高品質です。
《過去の「会報誌」掲載記事(一部)》
|
こうした情報が満載の会報誌が、待っているだけで毎月届きます。届いたデータを印刷して配れば、お役立ち情報の発信はあっという間に完了です。
ですから——、あとは皆さんが「自社のこと」について書くだけ、です。
自社のアピールだけでは足りないように、お役立ち情報だけというのも完ぺきではありません。できることなら、皆さんの会社の情報をA4一枚分だけでも作ってください。そうすることで、皆さんの会報誌は管理物件オーナーにとって、より「価値ある会報誌」となるでしょう。
書きやすい情報は内製化し、書くのが大変な情報は外部に任せる。手間なくお役立ち情報の発信が叶うオリジナル会報誌サービスで、管理物件オーナーに対して定期的な情報発信を行ない、他社との差別化を図ってみてはいかがでしょうか。